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2020年1月29日 (水)

令和2年診療報酬改訂案(中医協1月29日より)

新型コロナウイルスが話題になっていますが、まだ大騒ぎする時期ではないと思ってます。
それより中央医療審議会の資料を見る方がもっと大切かと思いますが、違いますか。

主な改訂は以下です。

P16 専従要件の緩和
週3日以上かつ週24時間以上の勤務を行っている複数の非常勤職員 を組み合わせた常勤換算でも配置可能としている項目について、週3 日以上かつ週22時間以上の勤務を行っている複数の非常勤職員を組み 合わせた常勤換算で配置可能とする。

P48 2.院内研修について、抗菌薬適正使用支援加算に係る院内研修を院内 感染対策に係る研修と併せて実施してよいことを明確化する。

P204-205 抗菌薬適正使用支援加算の見直し
・ア 広域抗菌薬等の特定の抗菌薬(抗MRSA薬及び抗緑膿菌作 用のある抗菌薬を含む)

・当該医療機関の外来における 過去1年間の急性気道感染症及 び急性下痢症の患者数並びに当 該患者に対する経口抗菌薬の処 方状況を把握する。

・当該院内研修の実施及び マニュアルの作成に当たって は、「抗微生物薬適正使用の手 引き」(厚生労働省健康局結核 感染症課)を参考に、外来にお ける抗菌薬適正使用に係る内容 も含めること。

・抗菌薬適正使用支援チーム が、抗菌薬適正使用支援加算を算 定していない医療機関から、抗菌 薬適正使用の推進に関する相談等 を受ける体制を整備しているこ と。また、抗菌薬適正使用の推進 に関する相談等を受ける体制があ ることについて、第21の1の (7)に規定する定期的なカンフ ァレンスの場を通じて、他の医療 機関に周知すること。

・感染防止対策加算1(連携加算から加算1へ変更)。点数が変わる見込み。

P208 中心静脈栄養の適切な管理の推進
療養病棟入院基本料について、中心静脈カテーテルに係る院内感染 対策の指針を作成すること及び中心静脈カテーテルに係る感染症の発 生状況を把握することを要件とする。

・ア 中心静脈注射用カテーテルに係 る院内感染対策のための指針を策定していること。
・なお、毎月末において、当該中心静 脈栄養を必要とする状態に該当して いるか確認を行い、その結果を診療 録等に記載すること。

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000589970.pdf

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2020年1月 9日 (木)

単行本 グラム染色道場2 菌も病気も染めわけろ!

昨年発売して好評だった 単行本 グラム染色道場 の第2段が出ます。

グラム染色道場2 〜菌も病気も染めわけろ〜

https://www.amazon.co.jp/dp/4784948805/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_78EfEb1VXWKBZ

1月末の微生物学会で先行販売予定ですが、それに先立ちアマゾンで予約販売が開始されています。

Photo_20200109001901

今回は、前回と同様に喀痰グラム染色の見方に加えて、尿や髄液、血液培養、膿汁についてもページを設けました。

また、ブログに掲載されていない描き下ろしが数点あります。

 

ボーナスが多めに出たり、宝くじに当たったり、予想外のお年玉を貰ったりなどなどお財布に余裕のある方は一度読んでみてください。

自分で言うのもなんですが、結構面白い内容になっています。

どうぞよろしくお願いします。

また、書評は今回もK那先生に書いていただいています。併せてご覧ください。

なお、サインが欲しい方は遠慮なく学会で声を掛けてください。

20191202-211521

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