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2019年10月24日 (木)

抗菌薬適正使用支援加算(報告?)

先日厚労省から平成30年度に新設された抗菌薬適正使用支援加算の状況について断片的ではありますが報告がありました。

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000558334.pdf

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抗菌薬適正使用支援加算は感染管理の1つですが、より専門的に扱いAMR対策として実施すべき点で加算が認められていると考えます。

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今さらですが、今年からはじめた方にもわかるように加算の要件です。

注目すべきなのは専従者の届出が職種別に分類されていることです。臨床検査技師も専従要件に入り抗菌薬適正使用の支援に入ることになりましたが、実際どの程度専従になるか個人的に注目していました。微生物はわかるが、抗菌薬は感受性検査はするけど使用支援となると無理じゃないかなど色々と騒がれましたが、なんと10.4%で専従者の登録がありました。

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届出施設は一般病棟入院基本料等を届出ている医療機関の約5割が抗菌薬適正使用支援加算を届け出ていたようですが、おそらく感染管理加算の届出がある施設のほとんどはこの加算を申請しているようです。特に、入院料別にみると、急性期一般入院料1、特定機能病院、専門病院において届出が多かったことになっているので、規模の大きな施設でマンパワーの確保がしやすい施設に多いことがわかります。

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専従者の職種で最も多いのが看護師になります。看護師が抗菌薬適正使用支援に直接関わっている機会は少ない(実際ガッツリと関わっている看護師も多い中)と思います。専従要件を過大解釈し感染管理加算の専従者をそのまま登録している施設が多いのかもしれません(あくまでも推測ですが)。

カンファレンスは週に1回が多く、ほぼリアルタイムに支援(介入)ができていないと思われます。早く同定しても、感受性結果を返してもフィードバックは後日・・・というのでしょうか。感染症専門医(ICDじゃないです)や感染制御専門の薬剤師、認定微生物検査技師が核となり毎日支援している内容を週1回カンファレンスしていればアウトカムも良くなるかもしれませんが、実際どうなんでしょうね。

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また気になる資料として、講習会は確か年2回必要ですし、アンチバイオグラムの作成は入院基本料の要件になっているほど基本的な内容にも関わらず作成できてい無い施設があることです。これじゃ、真面目にやっている施設がかわいそうなきがします。

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来年は保険点数が改訂の時期です。専従要件も含めて少し厳しくなるような気がします。

今後の動向に注目ですね。

 

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