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2015年11月21日 (土)

11/29は中部地区微生物研修会にお邪魔します

先日はキャラ弁ネタ失礼しました。

色々な方に褒めて頂きまして感謝しております。真面目なネタも書きたいとおもいます。
さて、検査結果の解釈は非常に難しいものがあります。特に微生物検査の結果解釈。

出てきた菌が何をしているのか?その解釈についてたまに臨床医とディスカッションすることがあります。

「尿から大腸菌が出ました。」

大腸菌は尿路感染症を起こす菌の代表的な菌種で、線毛を介して病原性を高めることは昔から知られているため、検出があっても当たり前でしょう。

ではこういうのはどうでしょうか?

①無症状の患者から10の5乗以上/ml出ました。
②10μL塗布して培地上に1個生えました。

まさにカルトですね。

①の場合はそのまま返すことが多いと思います。これはラボでは検出菌の厳密な意義づけが難しく、尿路感染症の定義を満たすものであれば返すは当然だからでしょう。

②の場合はどうでしょう。10の2乗/mlとなりますよね。10の3乗/ml以下は起炎菌の可能性が少ないので要らないという話もあるでしょう。しかし有症状だった場合はどうでしょうか?カルテを見たり、医師から情報が無ければ捨てる可能性もありますよね。結果報告はGNR1+とか。

なら、

・外来の中間尿ならどうでしょうか?

・頻尿の方ならどうでしょうか?

・尿出した直後なのでお水をたっぷり飲み排尿しましたと言われるとどうでしょうか?

11/28-29と中部地区微生物研修会が開催されます。

http://sanringi.hs.plala.or.jp/gakkai-/gakkai-annnai/H27-22-c-biseibutu.pdf

講師としてお呼びして頂きましたのでその辺について当院の事例を交えながら、結果報告時の注意点やカルテの読み方、書き方、臨床医に聞いておきたい情報など紹介していきたいと思います。

中部地区の皆様宜しくお願いします。

写真は尿のグラム染色で確認された代表的なグラム陰性桿菌です。大腸菌の場合は腸内細菌を疑うと返せているでしょうか?まだまだ難しい話かもしれませんが頑張っていきましょう。

Photo

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コメント

いつも考えさせられます。
患者さんの背景如何では、10の4乗、それ以下であっても無視できない場合がありますので、それを見逃さないようにしないといけないですよね。
ある決まったルールに従うのは大切ですが、常に、例外もあるんだということを意識しておくことが重要だと思います。

投稿: Kei | 2015年11月24日 (火) 19時04分

Kei様

いつもコメントありがとうございます。

患者さんによっては医療事情も異なるので、治療や診断に非常に近い状態で検査結果を返せるようにしたいですね。

投稿: 師範手前 | 2015年11月25日 (水) 22時57分

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