第22回神戸グラム染色カンファレンスの開催予告
読者の皆様、ホームページの更新が全然できずに申し訳ありません。
この時期は何かと次年度要求やヒアリングが重なっており皆さんも忙しくしていると思います。え、私だけ?じゃないですよね。
さて、神戸では年に3回グラム染色に特化したカンファレンスを開催しています。
グラム染色が診療の良い成果に結び付いた症例を中心にデーブルディスカッションをしていきます。医師や臨床検査技師、薬剤師、学生などが同じテーブルについてディスカッションをする臨床現場さながらの醍醐味を味わえる会です。毎回多くの方が参加して頂いています。
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今回下記の内容にて第22回グラム染色カンファレンスを開催する運びになりました。日常的に感染症診療の一環で行われている『グラム染色』から得られる感染症情報を活用し、どの様に感染症診療へ切り込んでいくのか、医師・臨床検査技師、薬剤師、それぞれの立場から考え、活発なディスカッションを行うという新しいスタイルの会であります。お忙しいとは存じますが、ご出席賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
-記-
日 時 ; 平成27年7月23日(木) 18:50~
場 所 ; 三宮研修センター 6階 605号室
〒650-0002 神戸市中央区八幡通4丁目2-12 TEL:078-232-0081
参加費 ; 500円
プログラム
①「May the Force be with you」
兵庫県立尼崎総合医療センター感染症内科 松尾 裕央 先生
神戸大学医学部附属病院検査部 大沼 健一郎 先生
②「朝起きたら右肩痛」
西神戸医療センター臨床検査技術部 山本 剛 先生
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タイトルだけみても悩ましい内容ですね。皆さん当日は楽しんでください。
下記は写真はお遊びで作ったものです。少しくらい遊びは必要ですよね。
Pseudomonas aeruginosaの喀痰グラム染色像です
Stenotrophomonas maltophiliaの喀痰グラム染色像です
どちらも人工呼吸器関連肺炎の原因菌として知られています。S. maltophiliaは肺炎は起こしにくいですが、伝家の宝刀であるカルバペネムは耐性です。一発鑑別できれば良いことあるかもしれませんが非常に難しいですね。翌日、BTB乳糖加寒天培地上に発育しているコロニーを見れば一発なんですがね。そういうイメージをスライドにしてみました。
こんなこと悩むのは「ぜんぶ、顕微鏡のせいだ」と言わないようにしてください。
(左;広瀬すずさん(2015年イメージガール)、右;川口春奈さん(2014年イメージガール)のファンの方すいません)
JR東日本のCMが流れていないところは分かり難いですよね。重ねてすいません。
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