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2012年11月14日 (水)

中部圏微生物研修会に参加して 大盤振る舞いじゃ

グラム染色のことを題材にして話する機会を多く頂いています。

中部圏は特に好意にして頂いている地域で毎回ネタ探しが大変です。

私は講演の内容は同じでも同じスライドを使って同じストーリーを話することはありませんので、毎回別の内容になります。要点は同じなんですがね。

さて、グラム染色はどうしてしているのでしょうか?

グラム染色は誰でもすぐにできること、原因菌の推定が可能なことが多いことなど多くのメリットがあると思います。そして試薬が安いし、設備投資がそれほど必要がありません。そういう背景もあり普及はしてきたのかもしれません。

PCRや質量分析装置も出てきていますが、まだまだ市中病院のような十分な予算が確保出来ない病院にとっては夢の話です。ますます正確な迅速同定ができるようになってきましたが、複数菌への対応は未だ未だ課題は多いと思います。グラム染色は複数菌いるかも分かりますのでその辺は少しはアドバンスがあるのかと思います。

また、菌以外の要素、抗菌薬の感受性予測なども可能な場合があり、読めば読むほど味が出る検査だと思います。

今回は現場へどう伝えると上手くいくのか?この像を見た時にどう感じてどう報告するのが大事なのか?ということを話しました。当然、グラム染色をこう見るとこんなことが分かるなども含めてです。

話せないことが多くありしたのでダイジェスト版ではありますがスライド添付します。

http://firestorage.jp/download/b23189260db6dc28eb674e68d21142987240772b

小さな勉強会などを含めて有益な情報交換用に活用下さい。

なお、なお内容に関しては個人の責任の範囲で活用し、転載などはご遠慮ください。

次は臨床検査医学会でここまで分かるグラム染色の話をします。ここまで分かるの?とはてなマークを沢山出したいと思います。

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