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2012年2月23日 (木)

行列が出来るスキルアップセミナー研修会Ⅲ

こんにちは、ブログの更新がままならない管理人の師範手前です。

ご期待にお応え出来なくてすいません。

さて、少し宣伝です。

6月9日、10日の連日ですが、三重県が担当で第61回日本医学検査学会が開催されます。

それに先だって、前日の8日に三重県主催で『行列が出来るスキルアップセミナー研修会Ⅲ』があります。

http://www.61jamt.jp/

学会前日や期間中に合わせて開催されている名物セミナーのようです。過去の内容は下記の通りです。

・パートⅠは一昨年に神戸で『微生物検査を活かす!』

・パートⅡは昨年に東京で『役に立つ!院内微生物検査』

で、パートⅢの講座4 微生物では私、師範手前がレクチャーをさせて頂くことになりました。ありがとうございます。パチパチパチ(拍手)。

内容は勿論、グラム染色になります。

募集開始が3/1からになりますが、少し前にご紹介させて頂きます。良いのかな?

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テーマ:臨床の役立つ塗抹検査活用術

ねらい:グラム染色検査は、感染症検査の迅速診断として非常に重要な検査であることは周知のごとくであります。今回、塗抹検査を中心に微生物検査で得られた情報とどのように読み取り、どう臨床側に伝えるのかポイントを学び、レベルアップを図りましょう。さあ、皆さん明日から直ぐに実践出来る匠の技を盗みましょう。

会場:三重県総合文化センター(http://www3.center-mie.or.jp/center/)第10会場視聴覚室

時間:17:00-19:30(受付は16:00から)

参加費:日臨技会員 3000円、非会員 6000円 

申込み開始予定:2012年3月1日(何時か判りません)。先着100名だそうです。

詳細はhttp://www.61jamt.jp/ で確認して下さい。

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どうやら、技を盗まれるようです。困りましたね。

でも良いんです。技は盗んで下さい。一子相伝、問題不出のスキルであれば、このスキルアップセミナーを開催する意味は全く無いと思います。ただし、タダで盗んだら容赦しません。盗んだ財産は必ず来れなかった人へ伝達して下さい。これが師範手前からの唯一のお願いです。

丁度、大河ドラマで平清盛していて、三重県も盛り上がってるでしょう。これ面白いですよね。毎週視ています。http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/

さて、ドキドキですね。行列は出来るんでしょうか?大河ドラマに負けないくらい頑張りたいです。

写真は消化器手術の術後肺炎の患者の喀痰グラム染色です。写真1は初日の染色像で、これを見てPIPC/TAZ開始をしました。写真2はその5日後です。主治医より、抗生剤このまま続けようかどうしようか?と相談ありました。その時のコメントは『.............』です。

こんな内容について、したいなあと考えています。悩むところですかね。

10001 初日(×1000)

510001 5日後(×1000)

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2012年2月10日 (金)

【速報】グラム染色は50点に

平成24年度の保険点数改正が公表されましたね。

グラム染色は前回も診療報酬が上がりましたが、今回も32点から50点へ1.5倍上がりました。

ありがたい話です。

その他を見ていますと、微生物検査は殆ど上がっています。

血液培養は230点から310点と1.3倍上がってます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021ei1-att/2r98520000021els.pdf

p189からが微生物

また、感染防止加算は加算1が100点から大幅あがり400点に。地域連携をするとさらに100点アップとなります。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021ei1-att/2r98520000021ele.pdf

p154が感染防止加算

微生物検査室が充実したり、院内実施施設が増えるれば良いと思います。

また詳細は後ほどアップします。

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2012年2月 8日 (水)

第27回日本環境感染学会総会にて

2/3,4と第27回日本環境感染学会総会(於:福岡国際会議場、他)に参加してきました。

勿論、手ブラではありません。今回は院内感染について考える学会であるので、その関連で演題を絞り発表させて頂きました。

タイトルですが、『結核病棟を有する総合病院での結核感染防止対策』とまあ、結核感染防止に関係する内容です。

ご存知で無い方もいらっしゃるので一応概要を説明。

当院は神戸市唯一の結核指定医療機関であり、20の診療科がある総合病院に併設している結核病院です。年間約200名程度の活動性結核、結核後遺症の患者さんが入院します。よって外来患者もフォローも含め来院されます。当然ながら救急診療も市西地域の中核医療機関でやっております。まとめて言えば、地域に無くてはならない総合病院でありながら、多くの結核診療を行っているよう病院です。

なので、合併症を持つ結核患者も入院されます。合併症に関しては、透析が必要だったり、出産をしたり、外科手術をしたりと多様性があります。また、小児結核も積極的に診ています。

結核の感染防止対策大変ですよね?個室収容、N95、曝露者対策。疾患が重篤化するために非常にケアが慎重になってしまいます。加えて周囲に結核を知っている人が減ってきて、1例でたらもう大変な病院は多いと思います。

じゃあ、結核病院だから、陰圧個室が沢山あるから対策立てやすいよね?と勘違いされる方も居らっしゃるでしょうが、うううん、とんでもない。通常に使用出来る陰圧個室は3床。結核病棟に入院するには、市中病院と同様に条件が必要なので、やたらめったら結核病棟にというのは全く無理な話で、救急入院、通常入院と結核入院は分けて考えないといけません。また、結核診療に多く携わる機会のある職員とそうでない職員とでは結核感染防止対策に関しても少し疎い傾向にあります。

なので、病棟、検査、放射線、内視鏡、外来、栄養科、手術室など細部にわたり、空気感染対策、検査の方法、職員曝露者対策をマニュアル化してる(2年に1回改定)。

という事情を踏まえて、今回は現状での結核曝露者対策についてまとめました。

【概要】

1)神戸市の結核罹患率は18.6(地方自治体の集計で全国6番目)

2)結核排菌患者は約100名程度診る。

3)過去3年間で曝露事例は25件あり、接触者は述べ600名程度。QFT陽性者は6名(1.4%)、でも、発症者はなんと0人

4)定期健診として法令で定められている胸部レ線2回。全て直接です。

5)QFTは新規採用者(中途や移動も含む)と結核診療に携わる職員、結核患者と接触する機会の多い職員、結核菌を扱う職種などは毎年1回ベースラインを引く。残りは定期外にベースラインを引く。結果は本人宛に親展にて院内メールで送付。

6)QFT陽性者は画像や予防内服含めて呼吸器内科フォロー(診療内容がぶれないようにマニュアル作っています)。

7)結核曝露の多い場所としては病棟が最も多く、外来、内視鏡室の順番

8)曝露が多い疾患は肺結核と咽頭喉頭結核。咽頭喉頭結核は胸部レ線で映らないので事前把握は難しい。

9)曝露の多い肺結核に関しては、入院時の結核除外診断の基準が低かった、化学療法で入院中に肺結核が再燃したなど、OldTBを含めて肺結核の過小評価が半分。喉頭結核など結核と診断する前に既に曝露があった例が次に多く、他院より別疾患の精査加療目的で入院したけど結核だった(他院から転送時に結核の除外診断が出来てない)など。

10)当院の結核患者での統計ですが、2000人規模で調べたのですが悪性腫瘍がある患者は約100人。そのうち化学療法を受けての再燃は30人くらい居た。

【対策】

1)結核除外診断は徹底させる。特に痰の検査は3連あたりまえ。PCRもうち1回は必ず入れる。

2)OldTBの評価は確実にする。化学療法、生物製剤投与の場合は必ず。

3)他院から転送される場合も、結核は無いか聞くようにしてもらう。特に肺がんのオペ。

【結果】

曝露職員は3年で1/4になり、曝露のため個室の必要性が無いが、対策上個室収容へ切り替えた患者さんは1/10になった。

成果出ていましたのでしっかり発表しましたが、質問は座長からしかなく、シクシクしていました。

会場で他の演題を聞いていましたが、本当に結核感染対策はどの施設も悩ましいのが判りました。が、一言いうのであれば、もう少し掘り下げて考えて欲しいと思った次第です。

会場ではQFTをお題にした発表がありましたが、連呼されていたのが『コストが、コストが』。確かにお金がないと出来ませんがお金がないで片付けられた職員を放置するのは、自分の身になった場合どうか?と思いました。ベースを引かず2ヶ月後に陽性となった場合は今回の曝露に関係無く内服が必要になります。化学予防は当然副作用の出現は否定出来ません。QFTが陽性の人で、今回の曝露に関係ない事も考えらます。精神的負担も介入によりOverになってしまう場合もある。やっぱりQFTで評価をしようと思うのであればベースラインの測定は必要じゃないかとモンモンとしておりました。未だ未だ結核感染防止対策をしっかり考えないといけないとは思いました。

当院もまだまだ不完全です。もっと職員を安全に働ける場所を提供出来るようにしていきたいと思います。

長々となりましたが、スライド1枚添付します。

Photo

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