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2010年9月24日 (金)

E. facalisとE. faecium

尿路感染症、腸管感染症を中心に検出されるですが、教科書的にはペニシリンが第一選択になると記載がありますが、E. faeciumという菌はそのペニシリンに対して殆ど耐性です。セフェム耐性というのは教科書レベルの教育事項ですが。

グラム染色で違いは判るか?ということですが、かなりベテラン領域になれば判る場合があります。E. faecuimはやや丸く見えます。(E. faecalisはやや細長く見える。)

E. faeciumが出るのは入院患者から出てくる割合が市中感染に比べ多くなるため、患者背景を考慮するとわかり易くなるかも知れません。しかし、この状況で抗菌薬を選択することは結果的に良くてもリスクが高くなると考えれます。最終的に同定結果を待つ必要があります。

実は、培養のコロニーでも同じことが言えます。E. faeciumはE. faecalisと比べ隆起して、白い集落になります。α溶血も強いように見えます。

比べてください。

中国語ではE. faecalisは粪肠球菌、E. faeciumは屎肠球菌になり由来が違うことが判ります。なるほどです。

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コメント

E. faeciumがペニシリンに「自然耐性」というのは知りませんでした。
マンデルで見てみましたが、親和性の低いPBP5の過剰発現とあります。「自然耐性」には当たらないのではないでしょうか?

投稿: 勤ノ字 | 2010年9月24日 (金) 15時56分

PBP5の過剰産生とはペニシリン結合性の低下何で耐性と判断出来ると思ってます。自然耐性の機序含めて調べます。

投稿: 師範手前 | 2010年9月24日 (金) 23時48分

すいません。ペニシリンは自然耐性では無く、耐性率が高いということでした。修正しました。

投稿: 師範手前 | 2010年9月25日 (土) 22時38分

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