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2010年8月23日 (月)

師範と呼ばれて・・・

最近、色々な研究会・研修会で・・・

「グラム染色の師範に聞いてみよう」とか、「道場主に聞いてみよう」とか言われます。

まさに、本ブログと”グラム染色に命を燃やす”というニュアンスから登場しているしている表現のようです。

少し嬉しいですが、恥ずかしい気分になります。

確かに、グラム染色に命を注いでいる位の標本とオピニオンが多いです。少しは最近の医学に貢献出来ていれば幸いですが、どうなんだろうか?と思います。流石に自院では直接介入をしている内容で役に立っていますがね。

でも、微生物検査をしていると命を燃やしますよね。培養結果を待たずに出来ることもあるだろうし、主治医からの期待度もありますしね。

やはり、微生物検査は診断に難しい感染症の証明や薬剤耐性菌かどうかの判断は非常に大切です。

グラム染色は菌の推定は出来ても、薬剤耐性菌かどうかわからないことが多くあります。特に抗菌薬投与前になれば尚更です。

写真はエンテロバクターの腎盂腎炎です。市中感染事例でした。

流石に「腸内細菌と思いますよ」とは言いましたが、自然耐性で問題になる菌かどうかは無理でした。この辺が、師範代では無く師範手前なんでしょうがね。

いづれ分かる時代が来るんでしょうか?気になりますね。

意外に多い検索ワードでもあります。

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グラム陰性菌」カテゴリの記事

コメント

 僕はこのグラム染色道場に、『押しかけ弟子』として参加させていただいております。この道場主が師範手前様である以上、‘我らが師範’でございます。これからもビシバシと弟子達をしごいてください。師範手前様が「師範だ」と名乗らずに「師範手前だ」とおっしゃっているところが、僕はとても素敵なことだと思っています。「師範だ」と名乗ってしまえば、すでにそこからの学習・成長を自らストップさせてしまうことがあるので、「まだまだ師範手前だ」といい続けていれば、さらに、もっと、と成長を求めていくので、「師範手前」といい続けて居るほうが、実は過去に自分が「このレベルが師範の域だ」と思っていたレベルをとうに越えていた、なんて事があるのだと思います。そんな気持ちで、僕は僕自身を「14年目の卒後臨床研修医」と思っています。(研修医を14年も浪人しているようにも聞こえますが・・・)
 長々と書いてしまいました。僕は弓道をしているので、「道(みち)」にはちょっとした思い入れがあるので。
 
 上記の写真、腎盂腎炎でこの形を見たら、「大腸菌」と思ってしまいそうです。もし、1,2世代セフェムで治療開始していたとして、改善が芳しくなければ、「もしかして、Enterobacter?」と疑うことになるのでしょうか。以前の書き込みでもあったかもしれませんが、グラム陰性桿菌がフィラメント化しているときに、「この抗生物質は効いている」と捉えるのか、「効き目がいまひとつ」と捉えるのか、どちらなのでしょうか?ちなみに肺炎球菌などは抗生物質投与後一日経過すると全く菌体が見えなくなることが多いようですが、大腸菌による腎盂腎炎だったとして、次の日の尿グラム染色にて、「細菌菌体が確認できなくなる」方と、「たくさんフィラメント化した細菌が見える」方と、どちらの場合が多いのでしょうか??

投稿: 三省 | 2010年8月24日 (火) 13時40分

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