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2010年7月 8日 (木)

β-D-グルカン高値!!

免疫不全の場合に気をつける感染症と言えば、深在性真菌症、CMV感染症など一般抗菌薬不能の感染症が多いと思います。

β-D-グルカンはそんな問題も解消してくれる場合があります。

元々免疫不全といえば抗体産生能力も落ちている訳で、抗体検査がはっきり出ない場合も想定されます。そのため、真菌症の場合は抗原検査が有用になる場合もあります。

β-D-グルカンは真菌症以外にも上がる疾患があります。

そうです、Pneumocystis Pneumonia(PCP)です。

先日、変なスリガラス陰影が気管支走行に発見された症例がありました。結核、クリプトコッカスに特有な結節陰影も無く、ベターとした陰影。一応CMV antigenemiaもしましたが0でした。KL-6、CYFRA共に優位な値では無く、同日、β-D-グルカンを実施していましたが100超えです。

病理に行き、グロコット染色を見たところキレイなPneumocystis jiroveciが確認されました。

久しぶりなので思わず画像を撮りました。公開します。

β-D-グルカンですが採取条件で色々と偽陽性になるので、慎重に判断しないと大きなしっぺ返しを食らいかねませんよね。

ファンギフローラYやディフクイックでも染まりますが、グロコットは栄養型は染まらないので探さないようにね。

P_jiroveci3400 ×400

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