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2010年4月29日 (木)

グラム染色で確認し難いもの

グラム染色で確認し難い細菌は色々あります。

結核菌をはじめとする抗酸菌とアスペルギルスをはじめとする糸状菌は他の塗抹染色法で検出します。

先日、喀痰の目的菌がアスペルギルスで、汚い膿性痰でした。

外来で抗真菌薬の投与もされています。こうなると培養で発育しないことも。真菌の培養は難しいです。頼みの綱は塗抹染色で、今回はグラム染色を見ても探し当てることが出来ず、蛍光染色(ファンギフローラY)に頼る事に。実施したらやはり確認出来ました。隔壁や細胞壁がキレイに染まっています。分岐部の両側に隔壁も確認出来て、形状よりアスペルギルスが推測されます。

注)この染色は接合糸菌は染色されません。

Aspergillus ×500

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コメント

師範手前様

グラム染色でのアスペルギルスはやはり難しいんですね。カンジタ抗原[カンジテック]で陽性だと抗真菌剤を投与してもよいのでしょうか?BーDグルカンの検査が信頼性あると思いますがー教えて下さい。

投稿: 小町 | 2010年4月29日 (木) 19時45分

小町さま

βグルカンの信頼性ですがカンジダ抗原の検査より有用性が高いです。カンジダ抗原は感度・特異度ともに今一だと思いますので。

どうせ測定するのであれば、カンジダマンナン抗原の測定を進めていますが。

βグルカンもCNPAのような症例では低いこともあり、アスペルギルスの診断には抗体の有用性も確認されています。しかし保険外診療。微妙です。

投稿: 師範手前 | 2010年5月 1日 (土) 12時03分

師範手前様

ご丁寧な解答ありがとうございますsign03

真菌をなんとかグラム染色でみつけようと頑張ってもやはりみつけられません。確かカンジタ抗原の検査は外科のDrからの申し出で始めることになりました。なんとか全面的に検査を中止したく、いろいろ調べて適正化委員会に提示したく動いてるしだいです。

投稿: 小町 | 2010年5月 1日 (土) 21時11分

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