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2010年2月13日 (土)

速報!! 平成22年度診療報酬改正(微生物)

平成22年度の診療報酬改正(案)が決まりました。

各学会からも要望事項としてあった、微生物検査の保険点数ですが、平成18年度に続いて軒並みアップになっています。微生物検査は患者の予後管理に非常に重要であり、また院内感染の抑制のために院内実施が必要な項目でもあります。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0212-4c.pdf

例えば

①グラム染色:25点⇒40点へ増加。もっと臨床へ貢献して下さいという期待料でしょうか。

②抗酸菌の塗抹染色:遠心集菌法をした場合は、集菌法加算32点が加算されます。もともとの保険点数も32点(蛍光法)から42点へアップしますので、32点⇒74点とかなりアップに繋がります。

③培養検査:約10%の増収。(例:呼吸器130点⇒140点)

④感受性1菌種:130点⇒140点

⑤抗酸菌培養(小川)が150点⇒200点

⑥クウォンティフェロンはなんと! 420点⇒600点

今まで肩身の狭い思いで実施していた検査ではありません。

また、ICTが関与する院内感染管理加算は100点(入院時)になりました。当院は1年間の新規入院患者がありますので、約1000万円の増収になります。

感染症に対する期待が良く良く現れている状況です。新型インフルエンザも一つの要因では無いでしょうか?

さて、14日は福岡に出向きます。内容は考えていますが、尿路感染症の見方と喀痰の見方にしようと思います。尿路感染症は今まで聞いたことが無いような内容ですので、九州の方、期待して下さい?

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コメント

 グラム染色、40点になったのですね!これまでの25点より、もっと得られる情報の有益性が評価された、と言うことでしょう。CRPがこれまで16点なので、それよりももっと大切な情報が得られる、と考えていいのでしょう。
 かといって、ではグラム染色の点数がいいから染色を始めてみよう、という‘点数に誘われて’的な人はあまり居ないでしょうね。きちんとしているところにきちんと評価する、と言ったところなのでしょう。これからも頑張って、染め続けます!
 青木眞先生のブログに、本日の記載だったか、このページへのリンクが貼られていますね。
 福岡の人、師範手前様の話が聴けて、うらやましいです。高知にもいらっしゃる機会があれば馳せ参じますが・・・感染症関連での講演で、師範手前様をお呼びいただけないか、働きかけてみようと思います。

投稿: 三省 | 2010年2月15日 (月) 14時55分

福岡の講演行ってまいりました。なかなか勉強会には行けないのですが、師範手前さんの講演ならばなんとしてでも参加しなければと、夜勤明けのまま向かいました。最初は何か質問でもしようと思っていたのですが、講演を聴いていて、あっけにとられたと申しましょうか、唖然としてしまったというか・・・聴いていてこの人は臨床側?検査側の人?わからなくなりました。通常、検査技師の方の話は検査側の視点で話されるし、臨床医は臨床の側からの視点で話されますが、師範手前さんの話は両方からの視点で聞こえてきます。面白い!しかも座長の先生もおっしゃられていましたが、根拠となる文献データが常に示されており、実に説得力のある講演でした。初めて聴いた者にとっては感心しっぱなしでした。私自身の理想の臨床検査技師像のように思え、今後の活躍にも注目してみたくなりました。ありがとうございました。

投稿: 博多の人 | 2010年2月15日 (月) 21時49分

三省さま
グラム染色の点数が少し上がっただけで頑張ろうという気が起こります。別に今まで怠けていた訳ではありませんが。非常に抗菌薬適正使用も含めて患者へのアウトカムが良好なのでしょうね。米国ではあり得ないことと思います。一緒に頑張りましょう。

投稿: 師範手前(三省さまへ) | 2010年2月15日 (月) 22時14分

博多の人さま
そう言えば、そんなお菓子ありましたよね。
夜勤明けお疲れ様でした。眠く無かったでしょうか?私も講演の晩にお腹が空き宿泊しているホテルの近辺を彷徨い、結局遅くまで起きてしまいました。ラーメンも食べれずじまいで・・・。
当日は少し寝不足で望んだのですが、カツゼツ悪くなかったでしょうか。実は講演途中で司会のY先生がメモを取っている姿見て、質問何がくるのか?それは違うと言われるのか?少しハラハラして話していたせいもあるかも知れません。
講演が終わり、質問はとY先生が言いましたが、質問も無く少し落ち込んでいました。そこにこのコメントは少し勇気付けられました。いつでも質問してくれて構いませんよ。ブログに講演の後に質問受けた内容をまた書きます(2-3貰いました)。
私は臨床検査技師なので、どのように技術が磨けるか考えています。今のテクノロジーを向上させること。しかし、過去からあった技術を発展させることも役目と思い、グラム染色を活用しています。講演でも言いましたが、何か現場(検査室)で分かっていてモヤモヤしていた時代に、鏡検像と臨床症状をマッチングしようと思い、カルテなど見ていました(会では言いませんでしたが、当院は未だ紙カルテです)。全て現場で先生や看護師さんと話しをしてきます。漸くここ2年程度で形になってきたので、話が出来るようになりました。このアプローチを始めてまだ数年ですので、今後も大きな展開が出来るものと思います。別のブログにコメントしましたが、このような話って今までされた方は居なかったと思います。ただ、検査室で昔からしていたプロセスに合わせた方法論です。培養見て中間報告出来るならグラム染色でも・・・と思いしています。ただし、検査前確率は培養より低いですがね。
これは誰にも制限されるものでもありませんし、全ての方が技術を習得出来ます。是非、博多の人も習得下さい。
福岡は電車一本なので、また機会がありましたら声を掛けてくださいね。レパートリーは500症例を超えましたので、何かと話可能と思います。
さて、余談ですが、22年の研修会でこのような臨床力を磨くスキルトレーニングを企画中です。時間があれば参加下さい。

投稿: 師範手前(博多の人さまへ) | 2010年2月15日 (月) 22時24分

グラム染色40点ですか?
たしか蛍光、暗視野、の場合じゃないんですねー
嬉しいup師範手前様もーっと全国からひっぱりだこじゃないですか?
私的には1000点くらいにしてもらいたーいpaper10枚みたら一万円upそんな感じで毎日毎日難しいと頭をかかえながらやればやるほど難しいと思いしらされますpaperとにかく吸引喀痰わからないですuppaper

投稿: 小町 | 2010年2月19日 (金) 22時36分

 師範手前様、別サイトで少し話題になりました、ポケット顕微鏡の話し、僕の使っている顕微鏡の取締役の方に、メールで提案してみました。やはり、1000倍の油浸となると、きちんとしたコンデンサーがいるようで、安直なものでは行かないようです。ハロゲンランプを直当てにしてみても駄目でしょうかね??と素人チックな再質問を出してみました。1~2万円位のポケット顕微鏡が出来て、医師は聴診器と同じくらいに愛用するようになったら、面白いですのにね。
 僕は今日、息子が風邪を引いて黄色い痰が出たので、サランラップに包んでもって来ました。いつも、子供が風邪を引くたびに、「ああ、染色キットと顕微鏡が自宅にあったらなあ。」と思っていました。せめて標本作りまでは自宅でできるようにしようと、今日、目薬の空容器に5ccずつ染色液と99%エタノールを入れて、爪楊枝とプレパラート3枚を入れて、スライドグラスの空箱に入れました。『グラム染色ポケットキット』とマジックで書いてシールをはって、ニンマリしています。・・・が、今さっき箱を開けてみたら、ビクトリアブルー溶液が蓋の隙間からちょっと漏れて、箱の中が青くなってしまっていた・・・

投稿: 三省 | 2010年2月20日 (土) 11時40分

小町さま

グラム染色の点数が増えて良かったと思います。
でも、初期研修医がグラム染色をしている施設などは会計処理どうしているのでしょうね?意外に漏れている場合もありますよね。

吸引喀痰の見方ですが、基本的には市中発生のものか、院内発生のものかどうかが大事ですよ。

投稿: 師範手前 | 2010年2月20日 (土) 21時02分

三省さま

非常にマニアックな世界ですね。笑ったら失礼ですが、笑えますね。

投稿: 師範手前 | 2010年2月20日 (土) 21時04分

アドバイスありがとうございますpaperご多忙なのに!
しっかり診療報酬とってもらいますup

投稿: 小町 | 2010年2月21日 (日) 14時03分

師範手前様
>ICTが関与する院内感染管理加算は100点(入院時)になりました。
感染対策加算の案件の中で、感染管理の教育を6ヶ月以上うけた看護師。専従1名、専任1名と記載されていますが、
”感染管理の教育を6ヶ月以上うけた看護師”は感染管理の認定看護師と理解して、専従、専任各一人ずつ。感染管理の認定をもった看護師が2名必要と解釈したのですが、いかがでしょうか?1施設に認定を持った看護師が2名もいる施設がどもくらいありのか?
それとも ICD1名 ICN1名どちらかが専従と専任をしていればよいのかな?
解釈に悩んでいます?わかればいしえてください。

投稿: pkpd | 2010年3月 2日 (火) 16時09分

pkpd様
医事を通して聞いた話では

①感染症対策に3年以上の経験を有する常勤医師
②感染管理に係る6か月以上の研修を修了した看護師

①または②に該当する職員で専従1名と専任1名を配置することになります。実質市中病院では①は難しい(専従は100%その仕事になるので、外来業務や受け持ち患者は居てはなりません)ため①の場合は専任が精一杯です。なので、②を専従にして①を専任にするか、②の専任をもう1名配置するかになります。
②はICNを指し、試験に合格しないが研修を受けた看護師でもOKになると思いますが、研修してICNを取らない人ってそうは居ないので、実質ICNかICPを取得した看護師になるのでしょうね。

なのでICNが居ない病院は加算が困難になりますね。

投稿: 師範手前 | 2010年3月 3日 (水) 21時49分

初心者の疑問で、申し訳ないのですが、教えてください。
ICTが関与する院内感染管理加算は100点(入院時)になり、私の勤務する病院でも感染対策チームがあり、取り組んでいるところです。チームの中に臨床検査技師も活動に参加しているところです。
近い将来、ICNも誕生する見込みが出てきましたので、加算取得に向けた準備を始めているところです。とは言うものの、微生物検査の院内実施は現在ではしていなくて、全て外部委託している現状ですが、そんな検査室でも、施設基準に明記されていないようなので、加算取得は出来ると考えてよいものでしょうか??よろしくお願いします。

投稿: 初心者 | 2010年6月17日 (木) 10時13分

初心者さま 
細菌検査が施設内であるか無いかは問われないように思います。先日関係書類に目を通しましたが特に記載するところはありませんでした。臨床検査技師に関しては3年以上働いている証明が必要なので事務で準備していました。
あと、感染対策チームの設置だけではこの基準を満たさないことが分かりました。専門部署の設置と書いていますので、対策室もしくは対策部など、院長直轄の部門を作成して組織図提出が必要なようです。対策室の設置に関する概要、目的なども記載が必要のようです。書類を整えるのは結構面倒くさいです。
中医協の内容にもありますが、規定の対策を実施していれば採れますので問題細菌室の有無は問題無いと思います。
詳しくは医事より社会保険事務所などに聞いて貰えればと思います。自治体により違うかも知れませんので。

投稿: 師範手前 | 2010年6月17日 (木) 18時53分

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