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2010年1月22日 (金)

尿路感染症診断のためのグラム染色③

尿路感染症診断のためのグラム染色②と同じ患者で血液培養が陽性になりました。

出てきたのが下記のスメアです。尿の検出菌=血液培養陽性菌とならないこともあります。やはり病原性の高い腸内細菌は強敵です。

有熱性尿路感染症のうち血液培養はどれくらい陽性になるでしょうか?

医療施設の特性に左右されることと思いますが、大体半数程度でしょう。

当院の成績も少し調べてみました。

当院は救急患者を診る場合、システム的に38℃以上の発熱があると血液培養を自動的に採取するようにしています。尿路感染症を疑う場合は採尿するので、同時採取する患者を割り出し調べました。皆さんも時間があれば調べてください。

同時に陽性となったのは31%。やや低く感じます。熱のカットオフ値が高いのでしょう。(むしろカットオフはナンセンスかも知れませんが・・・)。大腸菌が最も多く29%となりました。また、市中ではキノロン耐性菌が増えたと言いますが、院内のそれよりは低く第一選択はキノロンであることが多いようです。

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