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2010年1月 7日 (木)

Aeromonas hydrophilaって

先日は溶連菌感染を見せましたが、劇症型の感染症のうちグラム陰性菌ではVibrio vulnificusを覚えておかないといけませんね。でも、この菌は海に関係するため問診をしっかりしたりすることで見つけやすくなります。冬場は海水の温度も低く発生しにくいといいます。

Vibrioの類縁菌でAeromonasと言うのが通年検出されます。1つの菌種にA. hydrophilaというものがあります。集団食中毒を起こす菌としても知られていますが、この菌は淡水に多く存在します。河川と海水の合流部に多いとの報告もあります。hydrophilaだけに水が好きの名称が由来で水系感染の菌として覚えておく必要もあります。劇症の感染症も起こしますが、免疫低下者の血液培養より検出されることも多いです。

何故?と考えた場合、食事性が一つ要因となります。そうです経口摂取が原因です。野菜より検出されるという報告もあるようです。奥が深い。

サイトトキシンを産生して毒性を発揮し、一部メタロβ-ラクタマーゼを産生することが知られ(染色体性)、IPMのMICが高くなる場合もあります。就職して間もない時に数例見て調べた思い出があります。私がこの世界に踏み込んだ最初の事例かも知れません。

スメアを見た場合、腸内細菌のように濃い色調に観察されます。大腸菌や肺炎桿菌と異なる点は、やや湾曲(と教科書に記載あり)。緑膿菌の濃い染色と覚えるのでしょうか?

私とてこのスメア見ただけでは何とも言えません。閉塞性胆管炎から出た菌です。

Photo×1000 

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