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2009年11月25日 (水)

これは悩まないかも

先日の神戸大学の講義の中のひとコマですが、グラム染色で確認をしたら反射的に起炎菌かどうか判断することがあると言いました。

肺炎を疑ってグラム陽性の双球菌を確認すると肺炎球菌と思う思考回路が働きますよね。

逆に肺炎を疑ってグラム染色をするとこのような菌が見られた場合は、皆さんどうしますか?

 ①この場合は原因菌で無い可能性が高いということで他を探す。他を探して何もない場合は菌不明にする。

 ②多菌種を認めるので、一応原因菌の一つとして考える。

 ③この菌を原因菌とする上で、追加検査を行う。

 ④難しすぎて分からない。再度採取を試みる。

①の場合は、カンジダが肺炎の起炎菌にならない可能性が高いというのを知っているばかりに思考回路の邪魔をする場合があります。実は少ないながらもカンジダの肺炎はあるわけですが、患者が外来で昨日まで元気であった人からこのようなスメアが見られた場合は除外しますよね。ただ、免疫不全で重症肺炎を起こし、原因菌不明の場合はどうでしょうか?

日和見感染菌の判断は意外に奥が深いのが分かります。患者背景をしっかり観察することはこういう場合も大切です。

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