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2009年11月 1日 (日)

札幌終わり

昨日は札幌のシーメンスマイクロスキャンセミナーに行ってきました。

北海道は当日の天気予報が雪と少しびっくり。新千歳空港を降りれば神戸と別世界。気温が20℃も違います。同じ日本なのに奥が深い。しかし、グラム染色は温度差がありません。皆さん熱心にメモと取りながら講演を聞かれていたとのこと。札幌医大のT先生にも久々お会いしました。

先日のスライドで示したことですが、これはカンジダの血流感染を強く疑う所見です。

はたして、このスライドを見た瞬間

 ①グラム陽性球菌

 ②酵母様真菌

 ③カンジダ

 ④Non-albicans Candida

 ⑤ずばりCandida parapsilosis

どこまで報告しますか?という下りでスタートしました。

最終的に、カンジダが血液培養から出てきた時の解釈、カテーテル感染を疑う時の対応、培養の感度、治療薬の選択に必要な情報(感受性を中心に)、患者ケア上で必要な情報、看護ケア上の注意点、予後などについて説明しました。

北海道は初めての講義なので、症例を交えて基本的な見方を中心に進めて行きました。

司会のS先生は最後にあっという間に過ぎてしまいました・・・とコメント頂きました。

最近、時間通りに内容が運ばず規定の時間を瞬く間に消費してしまうようです。少し反省もありますが、皆さん勉強になりましたと意見も頂き、良かったと思います。また北海道に行く機会があればと思います。

意外にブログ読者が多いことも分かりました。朝と夕方見る方も要るようです。今後とも宜しくお願いします。また、作者と講師がリンクすることもびっくりされることも多いのが分かりました。

今週は神戸グラム染色研究会(5日)、和歌山県臨床衛生検査技師会(7日)です。宜しくお願いします。

再度グラム染色掲載します。

Photo 

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グラム陽性菌」カテゴリの記事

コメント

札幌講演ありがとうございました。
いつもブログは拝見しておりましたが、実際にお話しを聞くことができて大変勉強になりました。
当院においては、やっとグラム染色を研修医が見に来てくれるようになったというのが現状でありますが、グラム染色を通して少しでも臨床の先生たちとコミュニケーションを取れるようにしていければと思っております。
今回の講演を聞いて、患者背景(情報)というものがいかに重要なのか、検査側からは、いかに臨床に役立つ情報を迅速に報告すべきかということを実感いたしました。
まだまだ先生の域には程遠いですが、少しでも近づけるようにがんばっていこうと思います。師範にはなれませんが、なんとか指導員程度になれればと思います・・・
ぜひ当地区にもお越しいただければと思っております。
あまりお話しすることができませんでしたが、本当にありがとうございました。

投稿: 指導員手前 | 2009年11月 4日 (水) 04時46分

指導員手前様 名前は新しいカテゴリーです、良いネームですね。

臨床背景って感染症のフォーカスを特定する上で非常に重要なのですよ。グラム染色に限ったことではありませんが。一度にという訳ではありませんが、徐徐に覚えて言ってくださいね。

投稿: 師範手前 | 2009年11月 4日 (水) 19時19分

教えてください。
Candida parapsilosisは分離培養に脂質が必要ですが、カテ感染では、TPNでのイントラリポスなどの脂質製剤使用時に多い傾向などあるのでしょうか・・・?

投稿: はま | 2009年11月 4日 (水) 19時27分

すみません。Candida parapsilosisではなくてマラセチアでした・・・。

投稿: はま | 2009年11月 4日 (水) 19時29分

はま様
脂溶化製剤のコンタミによるfurfurの検出例も聞きますが、稀に感染事例もあるようです。殆どが偽性例だそうです。
CLINICAL MICROBIOLOGY REVIEWS, Apr. 1992, p. 101-119

を読むと詳しく書いていますよ。

投稿: 師範手前 | 2009年11月 4日 (水) 23時42分

師範手前様
ご返事ありがとうございます。
あせらず地道に頑張っていこうと思います。

M.furfurですが、ある文献に近年M.furfurおよび関連菌による真菌血症およびその他の深在性真菌症がとくに高栄養(高脂質)輸液を受けた小児発生することが報告されている。とありました。
ちなみに今年の認定試験の症例問題に出ていました。
脂溶化製剤使用の新生児から・・・という問題だったと思います。
自分は迷わず、M.furfurを選択しましたが・・・。

投稿: 指導員手前 | 2009年11月 5日 (木) 12時39分

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