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2009年11月23日 (月)

悩むところ

感染症の相談もらう中でたまに悩む症例があります。悩むポイントはいつも同じなのですが、稀な症例だけは菌が検出しているのにも関わらず自分の勉強不足もあり、遣る瀬無い気分になります。

この例もその一つです。ちなみに成人例です。

尿膜管炎です。詳しくは聞かないのですがコメントに(尿膜管からの採取と)記載があります。グラム染色を見ると必ずpolymcrobial patternを示しています。基本的に重症で無ければ経験的治療が不要なのでしょうが、腹痛を主訴として来ている中、抗菌薬を全く服用ささずに帰らせるのは難しいでしょう。

参考文献もいくつか見ますが、小児の例が多く尿膜管遺残によるのう胞と感染が目立ち、成人に関するものは少ないです。

起炎菌は大腸菌や肺炎桿菌、腸球菌が多く見られるようですが、これは嫌気培養をしているのか定かではありません。スメアを見る分には嫌気性菌が多数検出される感じですが、結局培養すると大腸菌、肺炎桿菌などの尿路感染症の一次菌とCNS、腸球菌なのです。

うまく分離出来ていないのでしょうか?悩みますよね・・。

グラム染色を掲載します。知っている方教えて下さい。

ちなみにグラム染色はこの場合、『ブドウ球菌や腸球菌に加え、腸内細菌と思われるグラム陰性桿菌の貪食があります。』とコメントいたします。グラム陽性球菌は丸いのとやや楕円のものが確認出来ますでしょうか?楕円のものは尿膜管なので腸球菌ではないか?と推測しますがね。

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