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2009年10月 5日 (月)

先日の講演会 その2

続きです。

腸球菌の可能性が高いとして、使用する抗菌薬はどうしましょう?

腸球菌=ペニシリン感受性 という法則は必ずしも成り立ちません。入院期間が長い患者ではE. faeciumの検出率が高くなることを考えないといけません。ご存知のとおり、E. faeciumはペニシリン耐性であり、ほとんどの場合VCMによる治療になるのでしょう。MINOやLZDも感受性結果による選択肢がありますが、陽性球菌=VCMが無難なのでしょう。後でE. faecalisなどのペニシリン感受性菌であればde-escalationでも構わないのでしょうが、最終結果が出るまでドキドキものです。

ではE. faeciumとE. faecalisの鑑別はグラム染色で出来るのか?という疑問難問です。

私的に感じていることは、E. faecimの方がE. faecalisに比べ丸みを帯びた球菌に見えることが多く、私はたまにB群溶連菌とも間違えます。

600 これは、別の胆のう炎患者から出たE. faeciumです。

慣れてもなかなか難しい究極の選択になります。

Photo_2 これが今回の菌。やや長細い感があります。

続きはその3で。

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