衝撃走る
土曜にシスメックスがCLSIのトピックスについての研修会を開いてくれたので参加してきました。講師はバロン先生といって、CLSIのcomittee委員です。M100-S19で話のあったホッジテスト変法の詳細な話以外に、M100-S20(2010年度)のドラフトについても少し紹介してくれました。
講演は英語でしたが、聞きながら衝撃が走りました。
腸内細菌科のMIC-BPの話ですが。
①CTXまたはCTRXのBPが8μg/mlから1μg/mlへ引き上げ。
②CAZのBPが8μg/mlから2μg/mlへ引き上げ。
になりました。
なんとCTXは3管、CAZは2管上がりました。ESBLスクリーニングに関して省略して、早く治療に貢献出来るようにという考えです。
CTXとCAZの1管差については、米国でSHVやTEMが多いためでしょうか?日本のESBLとは少し違うように思います。
またちゃんとした情報は年末に届くと思います。それにしても衝撃です。
耐性菌だれけにならなければ良いのでしょうが、腸内細菌なので問題ないかもしれません。
写真はAOSCで見えた腸内細菌です。同定したら大腸菌でESBLでした。連鎖球菌は腸球菌と分かるので良いかと思いますが、こんな局面もカルバペネムの登場でしょうか?
あと、余談ですが、夜は宴会後にマジックバーに行きました。大変面白かったです。
興味がある方行ってください。女の子が居ないとマスターが盛り上がらないかもしれません。気をつけて下さい。http://happy.ap.teacup.com/chocotei/
あと、話題の総長カレーを頂きました。賢くなれば良いですが・・・少々期待します。
http://shop.kyotodays.jp/fs/kyotoseikatsu/k012001
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コメント
師範手前様
私も京都セミナー参加させていただきました!着実に耐性化が進んでいるんですね。カテゴリー変更がメーカーからくるのは来年かなっと思ってます。カテーテル尿など留置している材料からよく検出されます。カルバペネム耐性はまだないです。しかし豪華な講師陣で有り難くきかせていただきました。ありがとうございました
投稿: 小町 | 2009年9月 5日 (土) 14時28分
小町さま
お久しぶりです。京都のセミナーは良かったですか?臨床検査はもっと臨床で使って貰えるように我々が分かり易くまとめて介入または介入の資料としてやる必要があります。言い換えればまだまだ伸びる要素が山積みです。基礎医学が無ければ臨床医学は成り立たない。人が減り大変ですが、アドバンテージのある仕事はまだまだこなして行かなければ…。今回はそう言うテーマだと感じてます。
KPCも中国で色々考えさせられました。なので、こちらは既に準備万端です。
投稿: 師範手前 | 2009年9月 6日 (日) 20時23分
ざわ・・・ざわ・・・
投稿: | 2009年9月24日 (木) 16時56分