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2009年9月 7日 (月)

院内肺炎の判断は難しいか?

前から講義などで話していますが、喀痰グラム染色を見るときに市中肺炎と院内肺炎の見方・考え方は少し違うことは理解出来ているでしょうか?

院内肺炎は市中肺炎と違い

 ①起炎菌がグラム陰性桿菌が主流。

 ②抗菌薬が既に入っている状況下で見る。

 ③ステロイドや気管支拡張剤などの市中肺炎では入っていない薬剤も投与されている。

 ④耐性菌が多い。

市中肺炎は菌の推定が易しい(といっても肺炎球菌とインフルエンザ菌が殆ど)ことが多いですが、院内肺炎は何が出るのか?パンドラの箱のようです。

検出率の多い菌を中心に考えて行くことが重要ですが、患者背景より手術歴や入院期間なども推定菌の把握には必要です。特に緑膿菌の推定には欠かせません。

下記は悪性腫瘍術後に発生した院内肺炎例です。

炎症細胞が多く、しかも核は明瞭。今炎症中のサインです。

気になり主治医に連絡したのですが、やはり主治医(研修医)もお悩み中。肺炎の治療を直ぐにすることになりました。

やはりグラム染色は市中、院内問わず感染症には欠かせない検査になるのでしょうね。

下記の例は色々見えています。

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