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2009年8月 6日 (木)

肺炎桿菌の肝膿瘍

肝膿瘍時には血液培養を採取します。殆ど有熱性のため何も相談無くても皆さん採取してくれます。

肝膿瘍の起炎菌は圧倒的に腸内細菌が多いです。横隔膜下臓器のため、菌の病原性のため、接着性のため色々です。

肺炎桿菌はその代表的な菌です。先日、血液培養が陽性になり、スメアを見たところ下記のような菌でした。球菌とも見れるくらいの短い菌と塊がさほど無く、四角い感じ。肺炎桿菌の特徴です。大腸菌も環境によりこういったスメアが確認されるので注意が必要ですが、菌の形態からは緑膿菌ではなさそうです。

文献を見ていると、肺炎桿菌の肝膿瘍はアジア人に多く見られ、胆肝膵にフォーカスがある以外は、基礎疾患が判らない症例も多いようです。低アルブミン症や隠れ糖尿病なんてこともあるのでしょう。病原因子の関係ではmagA遺伝子あることが関連しているようです。勉強になります。

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