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2009年7月 6日 (月)

誘導耐性

先日、他院からの転送患者がありました。膝関節術後の感染疑いだそうです。スメアを見たら下記のような少数菌が見えました。すでにLVFXが投与されていたようです。

菌量が少ないため非常に見つかりにくいのですが、見えればある程度培養で発育してきそうです。炎症反応も強く、主治医は黄色ぶどう球菌を想定していましたが、LVFXの投与があったということもあり、外来診察の途中にpuctureしてスメアを見て欲しいと連絡受けました。血清クレアチニン値も2.1で腎機能も少し悪いようです。

グラム陽性球菌が少数。丸みを帯びた菌が確認出来たのでぶどう球菌の可能性が高いと連絡しましたが、CNSやMRSAかの判断はこの情報だけでは難しいことも併せて伝えることになりました。翌日、MRSA用のスクリーニング培地が陽性になり、MRSAの可能性が高いとの報告をしました。

感受性をしたところ、MRSAは確定し、追加した感受性検査ではEM:R、CLDM:Sという結果も加わりました。この結果では満足出来ません。CLDMの感受性結果は保留し、Dテストをしたらきっちり阻害がかかりCLDMはRへ変更することに・・・。

過去に少し調べていた結果と併せて報告になりました。MRSAでEM:R、CLDM:Sの結果のうち10%に誘導耐性が見つかりました。

CLDMをSと返していたら使用されていたかもしれません。結局VCMを上手く使い終了となりました。でもこういったケースはかなり必要でしょうね。

Mrsa ×1000

D Dゾーンテスト

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