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2009年7月13日 (月)

肺炎桿菌もうひとつ

肺炎桿菌は、尿路感染症の主要な起炎菌の一つです。バルンの長期留置患者にもバルン感染を起こし発熱します。

下記はそのスメアです。多く敷き詰められた肺炎桿菌らしきグラム陰性桿菌。緑膿菌かどうかの判断はこのクラスターからは難しいですが、気にかかるのは間に塊のあるグラム陽性球菌。MRSAの履歴がある場合は、当然MRSAを疑うべきで、長期留置患者の中でも血液培養陽性者は10%ほどいるようです。

培養で見てみると、肺炎桿菌の集落が多く、通常の血液寒天(分画の赤い方)ではぶどう球菌が確認出来ません。マッコンキー寒天培地(分画のピンクの方)では胆汁酸の影響もあり、発育出来ません。

じゃあ、見えたのは?こういう場合はスクリーニングをしないと見つからないことが多いです。当時に足したクロモジェニック法を使ったMRSA培地(左の培地)にはピンク色のMRSAが。スメアは大事ですね。落ちやすい菌には腸球菌も居て、スメアをみてこういうスキルを応用し、検査技術を高める必要があるかもしれません。

Mrsa_2 ×1000

M 培地

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