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2009年7月 1日 (水)

問い合わせすることの大切さ

先日、小児科から膿が提出されました。グラム染色を見て??です。

小児科から良く出る膿と言えば、扁桃周囲膿瘍や皮下膿瘍でしょう。

これを見た瞬間、膿瘍でも横隔膜下の膿瘍だと予測がつき、もしかして肛門周囲膿瘍?と感性がが働きました。聞いたほうが・・・と思い、聞くと肛門周囲膿瘍でした。

グラム陰性桿菌で中くらいで染色性が良い=腸内細菌 が見えたのがヒントになりました。

必ず聞くのが重要ですし、インスピレーションを働かせるのは必須です。研ぎ澄まされていますか?

でも、グラム染色って必要でしょうか?培養は必要でしょか?

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背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

いい歳(男性38歳)して、未だ「白帯」の技師です。

肛門周囲膿瘍であるならば、処置・治療の方針は決まっているような気がするのです…。私としては、培養の必要性はないと思うのですが…。

投稿: 白帯技師(大阪) | 2009年7月 2日 (木) 18時08分

白帯さま

白帯では無いと思いますよ。私は自分の帯の色について考えたことがありませんが、恐らく白帯が染色され青と赤が混じり紫では無いかと思います(白衣は汚れていません)。

肛門周囲膿瘍ですが、ASMのマニュアルでは培養検体として不適切な検体になるようです。
JCM1997,2974-2976にも記載がありましたが、培養は多菌種が普通で、治療も外科的処置が当たり前。抗菌薬はpHのせいもあり奏功しないこともある。
抗菌薬の適用も賛否ありますが、重症例や難治性の場合は必要なのかもしれませんね。ただし、綿棒での採取はダメで膿瘍穿刺液を2時間以内に処理するようです。たまに溶連菌も出てきちゃったりするようです。

投稿: 師範手前 | 2009年7月 2日 (木) 23時03分

昔、小児の肛門周囲膿瘍でMBL産生のP.rettgeriが検出された覚えがあります。最近は腸内細菌の耐性化が進んでいますよね!95%の症例では培養はいらないと思いますが、このような背景を考えたときに、本症例から検出される菌の動向(耐性化)を調べておくことも、また技師の役割ではないでしょうか?背景にもよりますが・・・私はこのような重箱の隅をつつくようなことが大好きなので・・・

投稿: 透明帯 | 2009年7月 2日 (木) 23時26分

透明帯さま

白帯さまとは違うのですね。サイバーチックな帯で、宇宙規格なのでしょうか。

肛門周囲膿瘍ですので、当然腸管の菌が病原菌になることでしょう。赤痢やサルモネラ保菌者である場合は感染してもおかしくありませんよね。VREなどは地域流行もありますし、ESBLなんか市中の健康保菌者が存在します。MBLもそうで、調べれば調べるほど出てきます。病室管理の都合上に行う監視培養は必要でしょうが、治療に結びつかないような培養は耐性菌と言えども無駄と考えています。確かにサーベイランスは必要ですがと私は考えています。
あとは標準予防策で十分対応出来る話ですので、今は患者さんいも教育させています。

投稿: 師範手前 | 2009年7月 4日 (土) 20時53分

ん~そんなもんなのですかね。。。私は少し考え方が違います。
透明帯流ですけど。

投稿: 透明帯 | 2009年7月 5日 (日) 00時57分

透明帯さま

コメントありがとうございます。このような討議が持てるのも本ブログの良さと思います。

今の新型インフルエンザのPCRも毎日100名程度出る日本においてどういう意味があるの?と思います。特に海外渡航歴に多く発生している中、世界中のウイルスを全て調べることは現実不可能です。私は耐性菌も同じと考えますが、強毒性の菌であったり、社会的影響力の大きい菌であったり、明らかにlocal factorに引きずられているものに関しては必要では無いか?と思います。あくまで医療経済的にということですが。

少し考えが違うのも医学の発展には欠かせませんね。

投稿: 師範手前 | 2009年7月 5日 (日) 10時01分

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