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2009年6月15日 (月)

褥創の感染

褥創からの検査材料が稀に出てきます。というより、褥創からの材料が多量に出てくる施設は何らか問題があるのかも知れません。

問題点として

①ルチンで褥創の培養が出るように組まれている。(保菌ばかりを菌検査している可能性がある。)

②褥創自体が元々多い。(これは施設内の褥創対策が不十分?)

当然、褥創が出来るような患者なので、色んな菌のうち、MRSAやESBL産生菌、耐性緑膿菌も多く検出されます。一体何をどう考えて良いのか見当(検討?)もつきません。

しかし、全くしないからといってそうでは無く、創部の炎症が強い場合や蜂窩織炎が起こっている場合もあります。時には敗血症になることも想定はされるでしょう。

下記のスメアは、他院から緊急搬送された患者の血液培養が陽性になった例です。褥創周囲に広範囲の蜂窩織炎があるようです。既に検討済みでCAZ+CLDMで開始しています。抑えないといけないのはこの長い連鎖ですが、いつも見ている方はピンと来ると思いますが、溶連菌ですよね。問題は、グラム陰性桿菌です。集塊を作り染色性が悪い+患者背景より緑膿菌は抑えておきたいところです。難しいでしょうか?

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