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2009年5月15日 (金)

外来患者の喀痰 どう見(診)よう?①

入院での長期加療の末、軽快退院することが出来た患者は山のように居ると思います。

そういった患者が、自宅で状態が悪くなり救急にかかった場合にどう考えます?入院時の主治医に確認採れれば分かりますし、入院中のサマリーを熟読すると経過も追えると思います。

単に情報を考えず、誤嚥が絡んだ市中肺炎だと思い、ABPC/SBTで開始した場合はどうでしょう?前回歴に緑膿菌やMRSAがあればカバー出来ない可能性もあります。当然、市中肺炎も当然リスクとして残りますので鑑別は重要です。

つまり、肺炎を疑う場合は双方検出されることを予想しグラム染色を見なくてはいけません。

写真のような像を見た場合は、有用性が高いですよね。

グラム陰性桿菌は細く緑膿菌を疑い、ブドウ状の菌はMRSAではないか?と推測出来ます。

2400 ×1000(緑膿菌)

600_4 ×1000(ブドウ球菌)

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背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

いつも興味深く見させて頂いております。
唐突に質問なのですが、×1000(ブドウ球菌)のスライドで、1~2個ぽつぽつとGPCがみえるところまでは分かるのですが、このように明らかにクラスターを形成していない場合、レンサ球菌の一部なのかそれともブドウ球菌なのか夜間救急で独りで染めてると迷うことがよくあります。莢膜はなさそうなので、肺炎球菌ではないかなとは思うのですが、このような場合もいわゆる形態から容易に区別できるものなのでしょうか?
また、×1000(緑膿菌)のスライドですが、向かって左上の貪食像はGNRということは理解できるのですが、画面下の方の貪食されていない菌はグラム陰性の双球菌に見えてしまいます。これは緑膿菌がくびれたりしているだけなのでしょうか?それとも別の菌がたまたま混じっているだけなのでしょうか?
いまひとつ頭の足りていない質問ではありますが、もしよろしければご教授いただければ幸いです。

投稿: gp_01 | 2009年5月15日 (金) 18時23分

喀痰はかならず洗浄して塗末、分離培養をしていますがー時々緑膿菌と肺炎桿菌どちらかわからないときがあります。きょう膜がひっかかります!
外来の喀痰、MRSAは貪食像があり感染像であれば臨床に起因菌として報告してます。ほとんど定着菌ですがー誤讌性もなかなか判断しかねる毎日。
あるいみ誤讌で逃げてるのかなーなんて確信を得ずに報告することもしばしば。まだまだ修業がたりません。師範手前様のようにもっと広い視野からの顕鏡ができたらいんですがー

投稿: 小町 | 2009年5月15日 (金) 21時07分

昨日、不測の事態で、講演会延期になりました。新型インフルエンザなんて想定外です。2日振りに解放され漸く帰宅です。また明日から戦争です。福井の皆様すいませんでした

投稿: 師範手前 | 2009年5月17日 (日) 02時47分

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