« 感染症学会のおさらい④ | トップページ | インフルエンザH1N1 »

2009年5月 4日 (月)

感染症学会のおさらい⑤

やっぱり見ないと分からないと思います。

結局、グラム染色は適切な治療を開始するために必要な感染症診断検査であります。

感染症の初期診断には不確定要素が多くありますが、過去の経験、統計学的な数値、治療成功率などを考え抗菌薬の選択を必要とします。まさに適正使用などが教育として入り込みだした日本の中ではグラム染色は欠かせない検査と思います。

下記のスライドのように、primaryの市中肺炎例のCRXでは病原微生物は予測出来ても、最終的に断定は出来ないものも多く、グラム染色をし確認することで、その診断確率は上がるものだと思っています。

私の講演の最後に司会をして頂いた菅野先生が『今までのグラム染色は、抗菌薬が汎用される以前の考えであり、抗菌薬が登場してからのグラム染色についての考えが、まだ科学として成り立っておらず、これから解析などしていなかいといけない。』とおっしゃっていました。本当に良いお言葉だと思います。

私自身、グラム染色のペーパーを色々見ても1970~1980年代までの文献が多く存在しているのですが、それ以降のものは少なく、医学的根拠を構築し、医学の発展の一助になればと科学しております。

最後に会が終了しても、各方面の先生や学生さんに質問を受けましたが、グラム染色はこれほど色々な方に愛されているのは本当に凄みのある検査だなと思いました。

また今まで以上にスキルアップを図り、面白いネタを披露出来ればと思っています。

Photo_6

|

« 感染症学会のおさらい④ | トップページ | インフルエンザH1N1 »

背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 感染症学会のおさらい④ | トップページ | インフルエンザH1N1 »