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2009年4月22日 (水)

もしかしたら

菌量の減少、バルジ化、延伸化など抗菌薬投与後に行ったグラム染色では、その効果を判断出来る場合もあります。

下のスメアは、胆汁のグラム染色ですが、AOSCによる敗血症性ショックを起こし、MEPMを投与した患者の経過中に見えたものです。腫瘍形成により胆管閉塞が長く続き、手術も出来ない場合、ERCPなどを施行しながらドレナージを続けなければならない局面もあろうかと思います。ショック状態が続く場合カルバペネムを止む無く使用するケースもあるかと思います。

カルバペネムは万能では無く、当然耐性菌もあり、メタロβ-ラクタマーゼ産生菌なども問題になります。自然耐性の菌の中でメジャーなのはStenotrophomonas maltophilia。グラム陰性の短桿菌状に確認される菌は、人工物がとても好きで、特に抗菌薬を長期投与している患者さんからも検出されることがあると思います。

像では1菌種かな?と思い見ていると2菌種かな?とも思える像。

翌日培養では、Enterobacter aerogenesとS. maltophiliaの2菌種。見直せば納得する像なのですが、本当にその2つが見えているのか確証をつけるのは難しいです。

私的には長く伸び、バルジ化しているのがE.aerogenes、小さい桿菌の集合がS.maltophiliaに見えます。さあ、どうでしょう?

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