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2009年4月 3日 (金)

新年度はじまり 次のステップ

生来健康で、頻尿、排尿痛、発熱を来たした場合に尿路感染症を思うでしょう。先日のように菌が見えている方は対処しやすいでしょうが、このような例はどうでしょうか?

同様の症状で、町医者で診察を受けLVFX300mg分3/日で加療中。症状の改善が無く紹介されました。

どういう思考で対応しましょうか

(これは、昨月の山形で講演した内容の一部です)

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背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

いつも拝見させていただいています.
化学療法の領域も拝見させていただきました.
グラム染色は菌が推定できることもすばらしいですが、背景からいろいろとよめるということにも感激しました.自分がみて感じたことが合っているのかどうか今後も勉強させてください.
市中発症の尿路感染症(8割は大腸菌)でキノロンが効いていないとすると、抗菌薬が効いていない、または腎盂炎、膿瘍の形成を疑います.しかし、グラム染色上は菌はありません.LVFXも分3という投与方法ですし、LVFXの投与量、投与方法を考え直し、膿瘍形成について画像検査を追加したいと思いますが、どうでしょうか?

投稿: 後期研修医 | 2009年4月 5日 (日) 17時58分

後期研修医さま
化学療法の領域を読まれたとは、早いですね。ありがとうございます。
ところで、ご指摘のように薬が効いていないか、薬は効いているが、ヒドロや閉塞やら尿の状態や人の外観からは分かり難い何かのオブストラクションがあるかを確かめる事が重要ですよね。簡単そうでチェック出来てないこともありますよね。ただ、症状の改善が遅いのですが、菌は見えず薬は効果ある(耐性菌ではない)と予測出来ます。

投稿: 師範手前 | 2009年4月 6日 (月) 01時21分

師範手前さま
ありがとうございます.
本日から診療に役立てたいと思います.

投稿: 後期研修医 | 2009年4月 6日 (月) 07時38分

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