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2009年2月 2日 (月)

臨床微生物学会終了

早いものでもう一年。昨年は、顕微鏡(め)でみる感染症を企画運営させて頂きましたhttp://gram-stain-id.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_eb7f.html

今年も懲りずにグラム染色の話題で勝負です。積極的な診断検査ということで、グラム染色で報告した菌名と培養で発育した菌名の照合をしました。

スバリ菌名を報告して培養の完全一致率は

喀痰:42.2%、血液:19.1%、尿:11.4%、膿:29%という結果に。属や科レベルの報告では、全て90%を超える正解率でした。

演題に対し、色々とご指摘された事項もありますが、実際日常検査をしていて、推測出来ているだろう菌種はどれくらいの確率なんだろう?という疑問をもっておりました。今回の演題発表では、その評価がどんなものか世間一般的な内容としてどうなのか?ご意見を頂きたく思っていたので嬉しい限りです。

緑膿菌の問題になりましたが、緑膿菌が検出される患者背景には特徴があることを理解して、緑膿菌もしくは緑膿菌と思われるとの報告をすることは問題無いと思っています。

Gecklerの報告にもありますが、喀痰の場合で推定菌の報告は、肺炎球菌やインフルエンザ菌のような市中肺炎の起炎菌推測が可能だという土台の基にルチンが走っているような状態です。院内肺炎の場合には、喀痰グラム染色の有用性が少し劣ること留意し鏡検することが不慣れな方には良いのかもしれません。その辺も含めたデータ解析を今後も続けて行きたいと思います。

心配して声を掛けて頂いた先生ありがとうございました。新しいことをしていますので、何か今までの既成概念を逸脱し殻をも破る思いで進めてます。これからも応援お願いします。

サービスでスライド1枚添付します。グラム陽性菌の鑑別点を掲載しています。まだまだありますが、また学会等で聞いて下さい。

Photo_2

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