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2009年2月10日 (火)

サルモネラの膿瘍

サルモネラというのは腸管感染症の代表的な起炎菌なのは皆さんご存知でしょう。

サルモネラは同定時にチフス、パラチフス、非チフス性サルモネラに分ける必要があります。良く見るのは非チフス性サルモネラのEnteritidis、Chorelasuisです。

Zoonosisでもあり、また全身感染症を起こすこともあります。腹腔内膿瘍のみならず関節炎や肺膿瘍なども報告も散見されます。

さて、膿瘍からのグラム染色でサルモネラと判るでしょうか?慣れていれば分かるかも知れませんが、これは非常に匠の技になります。

過去ログにサルモネラの肺炎も掲載しています。http://gram-stain-id.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_5e96.html

サルモネラかどうか分りませが、染色性の良さから腸内細菌と見ることは可能でしょう。でも、緑膿菌で無いのは分りますよね。分かる方は小さい桿菌で腸内細菌の中でも肺炎桿菌や大腸菌とは違うことも分かるでしょう。また、嫌気性菌も考慮すべきでしょうね。

非常にアクティブな好中球が大部分を占め、弱拡大でも見えますが単球もチラホラ。膿瘍は活性状態であることが確認出来ます。

さて、サルモネラを膿瘍で見つけた場合は以後どうしますか?下痢などの消化器症状が無いか、無かったかなど聞き取り、便培養、胆石がないか?血流感染はないか?など色々と原因検索のための培養を出して貰うことも必要でしょう。おそらく、提出医も膿瘍からサルモネラ?とびっくりしてしまうので、検査室でフォロー出来れば良いでしょうね。

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