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2009年1月 8日 (木)

VAPを考える場合 後編

翌日、お願いしていた吸引痰提出してもらいをグラム染色してみました。

前日の検体も、疑いですが、αレンサ球菌、コリネバクテリア、エンテロバクター/クレブシエラ、緑膿菌の4つが検出されています。正式な同定は未だですが、一次性状も確認しているので凡そ正解でしょう。

問題は、緑膿菌とエンテロバクターです。治療で選択されたCFPMが耐性だとどうしましょう?という問題です。それはグラム染色が解決してくれます。

グラム陰性桿菌が残っています。耐性菌でしょうか?と考えれます。

この病棟からはメタロやESBLの検出はありません。感受性率を再度見直してAMK追加か、カルバペネムへの変更か考えます。あとは患者の容態ひとつです。これも、実際に患者の側に行かないと判りません。状態が安定しているので、順序立ててAMK追加を検討することにしました。

翌日出た感受性を含めた結果

Enterobacter cloacaeはampC過剰産生株(CAZ耐性、CFPM・AMK感受性)+緑膿菌(耐性なし)でした。

反省点・検討事項:院内肺炎の場合は、市中肺炎のようには行きにくいと思いましたが、グラム染色は経過観察に用いることは院内も市中も変わらないことが判りました。

Vapcfpm1000 ×1000

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