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2008年12月 1日 (月)

閃きと習慣

久々に検索数を確認しましたが、ここ1ヶ月は1日あたり1000件を超えています。これも、皆様の応援の賜物でしょうか?道場外で、色々とコメントを頂き、私自身も表現方法に工夫が足りないのが分かります。舌足らずでご迷惑おかけしていますが、今後も応援お願いします。

カンジダ血症は本当に怖い病気です。休日返上の出勤も多く、そんな時に思わぬ症例に出くわすことも多いです。

血液培養が陽性になり、スメアを見ました。直感と閃きでしょうか?

『Candida non-albicans』⇒この道場に入門されている方は、一目瞭然でしょう。

悩んだのは、Candida parapsilosisとCandida glabrata。C.parapsilosisでは無いな・・・という自身が湧いていました。やや楕円が歪な形だからです。

これは、C.glabrataと思い主治医へ報告。アゾール耐性菌とプチ情報を付け、MCFGの初期治療を開始して貰いました。C.parapsilosisの場合、MCFG低感受性株も存在するので少し動揺しましたが、翌日クロモアガーで、紫色の集落が発育し、快心の一撃をお見舞いした感で、感無量でした。当然ながら、眼内炎のフォローも必要です。

どうでしょうか?このスメアでどう感じますか?これが分かれば段持ちでしょう。

Cv600 ×1000

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