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2008年10月28日 (火)

溶レン菌は紅い?

講演があれば、いつも言う内容です。先日の学会でも、当院の発表者がその話を含めて鑑別出来た症例を話しました。

検査室からの情報もそうですが、ICT活動を通じて、検出時に何も無いが、これから予測される病態などを検討出来る内容も多いかと思います。迅速に溶レン菌と判ることはやはり良いのかと思います。

さて、溶レン菌が紅い?というのは、今年に入り正答率100%が証明しています。

脱色し過ぎ?と思いながら、脱色時間を短縮してみました。やはり同様です。

M蛋白産生菌は紅く染まるようです。今調査中です。結果はまた報告します。

証明されていない内容ですんので、個人の感性であるのかも知れません。臨床活用される場合はご注意し、各自検討して用いて下さい。

A6002_3 ×1000(通常の脱色時間)

A1000_3 ×1000(脱色短め)

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グラム陽性菌」カテゴリの記事

コメント

 これは、わかりやすい写真です。大きく見易く、鮮明です。ほんと、周囲が赤みがかっていますね。

投稿: 三省 | 2008年10月28日 (火) 23時08分

師範手前さま、三省さまこんばんわ、今夜は私当直です。

ふむふむ・・・Mタンパクがその染色性に関係あるのであれば、非常に面白いですね。

A群レンサ球菌の接着や病原性に関与する菌体表面(線毛中)の  Mタンパクは非常に重要ですね。
またその種類の多さにより溶連菌感染症に何回も繰り返し罹るといいます。

逆にA群レンサ球菌と同定されていてなお、紅っぽくない場合、病原性が非常に弱い場合とか考えられるのでしょうかね、興味津々です。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年10月29日 (水) 00時12分

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