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2008年10月19日 (日)

バルーン尿 その2

先日、ラウンド時に看護師さんから『昨日急な発熱があった患者が居ました』と、有熱サーベイランスの一環で情報を頂きました。初期研修医が観察していましたので、状況を聞こうと思い電話しようとしたら、前から偶然やってきました。鴨葱です。

丁度、カルテを眺めながら状況を確認していましたら2日前に尿バルンが不要になったので抜去したとのこと。バルンは1ヶ月も留置していたのですが、患者のADLが上がったとのことで抜去になりました。1週間前に、足の潰瘍部分の発赤が大きくなり、膿汁を検査したところMSSAが検出。CEZを投与中に起こった出来事でした。

熱型は典型的なスパイク熱、血液培養は陰性で、肺もクリア。backpainは聞けず、腹壁の圧痛はなし。熱源は尿?と焦点を絞り、抗菌薬の追加投与の検討になりました。

一応、その研修医も疑っていたようですが、。尿は一般検査も出していないため、一般検査と細菌検査に出してもらうように指導しました。

グラム染色は早いので、『1時間待ってくれれば何かコメントします』と返事しました。

見た像はこんなんです。どう考えますか?

グラム染色は必要でしょうか?

Pipc6001 ×1000

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コメント

僕だったら迷わずまず自分で尿を染めていたと思います(笑)。
スメアにはバルジ下したGNRが認められ、1週間CEZ投与しているにもかかわらずこのような像が認められたら、抗菌薬は変更せざるを得ないと思います。院内感染なので変更するなら、患者さんの免疫背景などいろいろありますが、PIPC/TAZ, CAZなど緑膿菌もターゲットにした抗菌薬が選択枝に入ってくると思います。

投稿: highgear | 2008年10月20日 (月) 07時15分

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