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2008年10月12日 (日)

アーチファクト ブドウ球菌?

アーチファクトは菌の存在を見るときに、本当に嫌な存在です。

結晶成分なら良いですが、染色液のシミのようなポイント状のものはブドウ球菌と間違えそうになりますね。

厚く塗っている部分は、良く見られますので注意です。

ポイントは、少し浮いたような所見で、貪食も見られず(保菌の場合の判定はもっと難しくなります)、まばらに一部分だけ見られることです。菌を探す時は、その部分は外して探していきましょう。そういった部分で『これ菌?違う?』などとしている時間はもったないので。

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コメント

アーチファクトには何度か遭遇します。ブドウ球菌と迷ったり酵母様真菌の様に見えクリプトッコカス???と思わせられることもありました。(ただ未熟なだけなのかもしれませんが・・・。)
関係ない話なのですが、師範手前様の検査室では百日咳菌の培養はされていますでしょうか?
百日咳菌の血清が販売中止みたいなので、菌の最終判定を血清以外で何かご存知ないでしょうか?ボルデージャング培地に培養開始から3日目以降に発育した弱いβ溶血のある疑わしいコロニーを、血液寒天培地で発育しない事を確認。その後血清で凝集を確認したい所なのですが。
質問ばかりですみません。

投稿: こたろう | 2008年10月13日 (月) 00時41分

こたろうさま

この時期に百日咳の抗体価が測定にトラブルがあるのは非常にイレギュラーですよね。

当院の対応を少しお話しますが。
百日咳ですが、培養の感度が悪いため、臨床医は抗体検査で判断をしています。ICTでも検討しましたが、抗体検査で見ようということになりました。抗体検査と言っても、今回問題のあったEIA法での判定をしていました(ワクチン株との交差がないので)ので、今回の件は非常に悩ます限りです。赤血球凝集でも構いませんが、ワクチン株と交差する可能性もあり、測定時に臨床医に注意してもらう必要があるとお知らせ流しました。ペア血清を測定すれば良いことですが、EIAのように1点で判断出来ないことが少し遅くなります。

山口・小林株は10倍以上でほぼ陽性と考え、前野・東浜株はワクチン株のため結果解釈には注意下さいと言っています。

私も良く判りませんが、ボルデジャング培地での発育(+)→血液寒天(-)。グラム染色でインフルエンザ様菌多数で、チョコ寒天(-)の場合は考えるようです。

投稿: 師範手前 | 2008年10月13日 (月) 10時16分

あと、パラ百日咳菌との鑑別はちゃんとして下さいね。

投稿: 師範手前 | 2008年10月13日 (月) 10時17分

師範手前さまありがとうございます。
これらをふまえた上検討させていただきます。

投稿: こたろう | 2008年10月13日 (月) 20時31分

一応教科書や感染症法の概要も確認下さいね。

投稿: 師範手前 | 2008年10月13日 (月) 22時51分

はい、ありがとうございました。

投稿: こたろう | 2008年10月14日 (火) 20時54分

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