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2008年9月 4日 (木)

頚部のリンパ節膿瘍、えっ!?カルバペネム?

耳鼻科から頚部リンパ節膿瘍がたまに出てきます。何故か当院は、結核性頚部リンパ節膿瘍が多いです。そういう話ではありませんが、頚部のリンパ節腫脹があり、高熱の患者が居るんですという相談があり、抗菌薬をとりあえずカルバペネムを入れたのですが、解熱がすっきりしない・・・。頚部リンパ節膿瘍にカルバペネム?別に良いけど・・・と思いましたが、問題はリンパ節膿瘍の検査をしていないこと。色々ディスカッションの末に菌検査をしてもらい、グラム染色をしました。像の説明をしてDe-escalation(ABPC/SBT)してもらいました。抗菌薬の適正使用ってこんなことなのだと思った局面です。

でも、何故カルバペネムを使用したのでしょうか?たぶん無関心層の検査医だったのでしょう。教育は大切ですね。

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