« 腸球菌を疑いますか? | トップページ | アーチファクト »

2008年9月 1日 (月)

古い肺炎像?

先日、ICTの先生と『肺炎の種類とステージ、誤嚥の判定がグラム染色で出来るんですよ、胸写との整合性をしたいので、胸写の見方を少し教えてくれますか?』と、相談しました。先生も『へえ~、そんなこと判るんですか?』と言いながら、グラム染色の話をしました。

食いつきがあったのは、古い炎症の話と肺炎の種類が分かること。何故かというと、抗菌薬を投与して紹介を受ける患者の糸ほどきをどうするのか?ということです。

そこで、話をしていましたが、『古い炎症と、材料が古いのはどう区別するんですか?』。なるほど・・・と思いました。調度古い喀痰だろう!?と思われるものがありましたので、説明しました。調度良いので掲載します。

どこが違うのか?というと、炎症像は強いのですが、多核好中球が殆どアポトーシスを起こしドロッと融解しているのが分かります。血管外に遊走してきた白血球は、数時間で細胞質が泡沫化し、いずれは融解してきます。冷蔵庫に入れていても、数時間放置していた場合はこのような像が見えます。肺炎球菌などの弱い菌も死んでしまいます。スメアが命であれば、とりあえずグラム染色を作って、培養検査に提出するのも一つの案でしょう。新鮮さが非常に大切なのは、食べ物だけではありませんね。

200 ×200

6002 ×1000

|

« 腸球菌を疑いますか? | トップページ | アーチファクト »

背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

質問お願いします。白血球の細胞質が泡沫化する時は活発に動いたときもなった様な気がするのですが区別つくのでしょうか?思い違いでしたら御免なさい。

投稿: kai | 2008年9月 5日 (金) 16時36分

すいません。表現の仕方が悪かったです。泡沫化するのは血管外へ出て来て時間が経ったもので多く観察されます。感染部位に行き細胞質内で殺菌が活発になった時も見れます。でも貪食してからアポったやつとの区別は付きにくいかもしれません。私はどちらかになるので全体像を見て判断していますよ

投稿: 師範手前 | 2008年9月 6日 (土) 15時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 腸球菌を疑いますか? | トップページ | アーチファクト »