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2008年8月21日 (木)

誤嚥性肺炎 解説つき

先々週に、誤嚥性肺炎について色々記載したと思います。

難しすぎて分からない方向けに、解説付きを掲載します。

膿性の非常に強い吸引痰なのに、扁平上皮がたくさん見える。つまり、唾液誤嚥を疑う症例に出くわします。『誤嚥性肺炎?』とコメント出来れば問題ありませんが、分からない方は徐々に理解して下さい。

検査室から誤嚥性肺炎?と返した場合に生じるアウトカムは臨床で、誤嚥もあるしな~と思いながら診療をしている、検査医の手助けになること間違いなしです。

下記は唾液誤嚥のケースです。少々汚いですが、解説しました。

分からないことがあれば、またコメント下さい。役立ちそうでしょうかね?

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背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

解説が参考になります。
療養型のため非常に誤嚥性肺炎は多いのですが、解説付き写真にはなかなか巡り合えなかったのでありがたいです。
誤嚥性肺炎では扁平上皮があるものとして観察してよいのでしょうか?Geckler分類を気にして検体を生食で洗ったりすることもあるのですが。

投稿: 甲子國屋 | 2008年8月28日 (木) 11時52分

甲子國屋さま、はじめまして

>誤嚥性肺炎では扁平上皮があるものとして観察してよいのでしょうか?
Geckler分類を気にして検体を生食で洗ったりすることもあるのですが・・・

多分本当に誤嚥を認める膿性痰ならば、生食で洗浄しても培養で発育してくる菌種(またトマツ鏡検で認められる扁平上皮なども)には変化が認められないはずと思います。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年8月28日 (木) 22時45分

倉敷太郎さま

お返事ありがとうございます。
倉敷太郎さまは洗浄する事はありますか?

投稿: 甲子國屋 | 2008年9月 4日 (木) 12時59分

甲子國屋 さま

喀痰の洗浄はケースバイケースで実施しています。
粘液性の血痰や粘液のみの痰などはそのまま洗浄しませんが、新鮮なP1~P3について洗浄を行っています。

タッパに膿性部分を選んで採り、滅菌生理食塩水を十分いれた後、5mlのシリンジでパシャパシャと白濁が残らないようになるまで数回洗っています。
全体が膿汁のような喀痰は洗うと溶けてしまうものもあり、洗浄したりしなかったりは検体の性状次第となります。
洗浄後の喀痰はタンパク溶解剤で均一に溶解後、各培地に塗布しています。


投稿: 倉敷太郎 | 2008年9月 4日 (木) 18時26分

結核を疑う場合は洗浄に気をつけて下さいね。エアロゾル吸いますよ。出来ない場合は、しっかりと膿の部分を分けて採れば問題ないと思っていますが、意外にルチンで洗浄するのは非常に手間掛かりますよ~。必要ですがね。

投稿: 師範手前 | 2008年9月 4日 (木) 22時10分

>結核を疑う場合は洗浄に気をつけて下さいね
エアロゾル吸いますよ

結核を疑う場合、セーフティキャビネツト内で処理しましょう。
また洗浄をさけ、出来るだけ膿性部分を取り速やかに抗酸染色が出来れば安心ですね。

グラム染色で誤嚥所見を認めたら、当院ではこまめに主治医に連絡しています、結構喜ばれます。
炎症反応はあるけど理学所見の乏しいものが多いです。嫌気性菌を含めた抗菌薬治療も必要になってきますしね。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年9月 5日 (金) 08時53分

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