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2008年8月16日 (土)

インフルエンザ菌の肺炎 解説付き

先日のコメントで、細菌性肺炎でもスメアで種類が推測出来るんじゃないの?と書きました。http://gram-stain-id.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_aa20.html

確かに、胸部レントゲン写真で分類可能なので、グラム染色でも可能ではないでしょうか?

今回は解説付きで、先日見たインフルエンザ桿菌による肺炎を掲載します。肺のレントゲン所見では、気管支の走行に沿って見える肺炎になります。炎症の反応としては、気管支上皮の脱落と、線状で粘液っぽいフィブリンの走行が見られます。大葉性肺炎のような、フィブリン塊はあまり見られません。見られた場合は、さらに抹消の臓器にも炎症が進んだ状態を示していると推測されると思います。

どう使うか?

抗菌薬が投与されてからの喀痰を見ないといけないケースがあろうかと思います。そういいった時に、コメントを付加すると役に立ちます。どうでしょうか?

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グラム陰性菌」カテゴリの記事

コメント

 なるほど、わかりやすいですね。気管支上皮の脱落は、どれにあたるのですか?
 背景をみて、「○○のような菌が見えるのではないか」と想定しながら探すのですね。なるほど。インフルエンザ桿菌なのに、肺炎球菌性肺炎のようなフィブリンが豊富な所見ならば、より末梢に炎症がいたっている、そうすると、ちょっと炎症が激しい可能性が高くなるから、途中経過で抗生物質のin vivoでの効き目を確認するのに、グラム染色を提出してもらうように、医師に先に依頼しておく。そういう意味ですね?
 これは、医師としても心強い限りです。
 このような解説、また、ぜひ別バージョンでも見せてください。勉強させてください!(与えていただくばっかりで、すみません。)

投稿: 三省 | 2008年8月16日 (土) 21時33分

気管支上皮の脱落に関しては、今回は別の視野にありました。すいません掲載できずにすいません。白血球との区別がやや難しいです。必要があればギムザ染色すると良く分かりますよ。

経過がいつもと違う時、治療方針の妥当性について不安な時はグラム染色をしてみるのも良いかもしれません。無駄な検査とNoplanは違いますので(実際難しいでしょうが)。
別のバージョンはまた掲載予定ですので、気づく点などありましたらコメント下さい。

投稿: 師範手前 | 2008年8月18日 (月) 20時39分

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