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2008年8月 9日 (土)

肺炎の種類

肺炎球菌性肺炎とインフルエンザ菌の肺炎では、肺炎の起こり方が違います。きっと、臨床医は医学生の時に習得する内容ですが、検査技師は同じじゃないの?と思っている人が殆どでしょう。

肺炎球菌の場合は、肺胞性の肺炎が殆どで、滲出液が多く観察される(肺炎桿菌も同じ)。

インフルエンザ菌の肺炎の場合は、細気管支型の肺炎で、滲出液は肺炎球菌より少ない(これはブドウ球菌の肺炎も同じ)。

なので、背景を見てその肺炎の起炎菌を推測してから、菌を観察することも出来ます。

肺炎の機序、一度勉強する価値ありです。

200_2   

×400(インフルエンザ菌)

400_2 ×400(肺炎球菌)

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背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

 こんばんわ。連日勉強させていただいております。
 浸出液の多い少ないの見分けのこと、この二つの写真を見て、僕に違いがわかるのは、肺炎球菌側の写真は全体に背景が赤っぽい、インフルエンザ桿菌のほうは、背景がそんなに赤くない、といったところです。この赤に染まるのが、‘浸出液が多いから’サフラニン液にそれが染まって赤っぽくなりやすい、ということなのですか?

投稿: 三省 | 2008年8月 9日 (土) 22時54分

三省さま

フィブリンはたんぱく質です。蛋白は赤く染まります。赤っぽいのが多いというより、肺炎球菌は一面に見える場合があります。インフルエンザ菌の時のように、一部に見える場合は、ちゃんと喀出されたかどうかの確認が必要だと思っています。

肺炎球菌は肺胞間を浸出液が行き来すると医学系の教科書にしっかりと記載されています。なので、浸出液が多く観察されるものになります。

これは胸部レントゲンを見るときと考えが同じになろうかと思いますが。合ってますか?

投稿: 師範手前 | 2008年8月11日 (月) 20時22分

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