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2008年8月11日 (月)

猫に噛まれた場合

先日、動物の咬傷のことを掲載しましたが、猫に噛まれたという主訴の患者は以外に多いです。

これは、先日、整形外科から出てきた膿汁です。コメントに『猫の噛み傷』と記載がありました。出てくる菌は前に掲載したように大体予想されています。合せるように細菌検査も培養⇒同定を進めたいです。http://gram-stain-id.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_da24.html

その膿汁のスメアを掲載します。これは何菌を予測しますか?

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グラム陰性菌」カテゴリの記事

コメント

師範手前さま
菌がいるのかいないのか不明ですが、よ~く観るとグラム陰性小短桿菌のようにも受け取れます。

整形外科から出てきた膿汁、猫の噛み傷やはり、Pasuteurella multocidaなのでしょう。
猫の噛み傷、歯が鋭利で深く刺さった場合など骨や関節にも感染の影響もあり、抗菌薬も積極的な投与の必要性高いでしょう。

血液寒天培地やチョコレ-ト寒天培地には発育、しかし、BTBやマッコンキー寒天培地には発育しないのが特徴で、グラム染色の形体から推定し易い菌種です。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年8月11日 (月) 15時58分

白血球の中に染色性の薄い桿菌見えませんか?

パスツレラは染色性の弱い桿菌です。非発酵菌とインフルエンザ菌との中間くらいと思ってくださって結構です。

投稿: 師範手前 | 2008年8月11日 (月) 20時24分

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