« インフルエンザ菌の肺炎 解説付き | トップページ | 細菌性腸炎の起炎菌 »

2008年8月18日 (月)

では、これはどうでしょうか?

今ウイルス性の上気道炎が流行っていますか?クーラーの影響でしょうか?濃厚な喀痰が良く見られます。

ところで、先日の解析のあとでは何ですが、このスメアではどう解釈しましょうか?

応用編です。

100 ×100

600 ×1000

|

« インフルエンザ菌の肺炎 解説付き | トップページ | 細菌性腸炎の起炎菌 »

グラム陰性菌」カテゴリの記事

コメント

出題の意図は肺炎と背景ですよね。
あまり滲出物が多くなく、
一部に線状のフィブリンが見えます。

菌の性状と合わせますと、
モラキセラ気管支肺炎ということになるのでしょうか?

見当違いのことを書いていたら申し訳ありません。

師範手前様に質問なのですが、
非定型肺炎とウイルス性の気管支炎を
グラム染色での白血球の性状で鑑別することは
可能でしょうか?

投稿: リアップ掛布 | 2008年8月18日 (月) 22時03分

リアップ掛布さま

性状と合わせますと、
モラキセラ気管支肺炎ということになるのでしょうか?

正解でございます。臨床で使えますでしょうか?同じようなスメア見ればレ線と併せて判断して頂けると立体的に見えてくると思います。

非定型肺炎とウイルス性の気管支炎を
グラム染色での白血球の性状で鑑別することは
可能でしょうか?

難しそうですが、ウイルスは肺胞上皮内に寄生して、核が偏在するものを良く見ます。なので、たまにウイルス性肺炎?のコメントを付けて返すことがあります。クラミジア肺炎でも起こる(EB小体)と思われます。レジオネラやマイコプラズマではあまり起こらない気がしますが。症例は少ないので何とも言えません。

白血球というより、ウイルスはリンパ球優位になるのではないでしょうか?異型肺炎とは少し異なるように思います。

投稿: 師範手前 | 2008年8月19日 (火) 18時04分

師範手前さま
いつも、職場で見させていただいています。
今回は、グラム染色とは関係ないのですが、ご存知でしたら教えていただけますか?
師範手前さまの施設では、給食従事者の検便をどのように検査されていますか?このたび、大腸菌O157だけではなく、その他の大腸菌も検査対象になりましたよね?加えて、ノロ検査も・・・
どうされているか、教えてください。

投稿: hiyoko | 2008年8月19日 (火) 19時32分

給食従事者の検便をどのように検査されていますか?
このたび、大腸菌O157だけではなく、その他の大腸菌も検査対象になりましたよね?加えて、ノロ検査も・・・

十数年前も、岡山県内で起こった感染症、誰に聞いても・・・・
ターゲットを絞った考え方が基本に思います。

基本は、手洗いのように思います。

昔、インドネシアのとある国、コレラが流行っていて、自分に現地に行って検査・指導して欲しいと頼まれた事がありました。

国内の施設内の事であれば、基本の手荒いさえ出来ていれば問題ないはずです。ノロ・・・外来の話でしょう、自費(自責任の問題です)

何が問題?国内だけじゃあありませんよ、残念ですね。


投稿: 倉敷太郎 | 2008年8月19日 (火) 22時15分

>モラキセラ気管支肺炎ということになるのでしょうか・・・

当院でも、たまに・・・
βラクタマーゼ強陽性・・・
混合感染、(肺炎球菌)特に気を着けたいですね・・・

ペニシリン使用時、グラム染色判断の決め手はこの見極めに尽きると思わせる瞬間です。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年8月19日 (火) 22時38分

hiyokoさま

切実な悩みですよね。検査がより複雑になり大変になります。
ところで、倉敷太郎さまが提示してくれました通り、給食従事者の検便の件は6/18付けで、『大量調理施設衛生管理マニュアル』として改定になっています。今までは、O-157は必須であった検便ですが、O-157も含めた腸管出血性大腸菌(EHEC)全体のスクリーニングをしなさいとのことです。
当院のある病院は政令都市になるのですが、未だ通知文は届いていないようです。通知文が正式に届いたら考えようと思っていました。多分、もう直ぐです。

問題は、スタンダードに用いているデンカ生研社の病原微生物血清に凝集の来ないEHECが僅かに検出されるため、それも網羅しないといけないようになったことでしょうか?保菌者も患者と同様に、EHECについて検査することが必要になります。
O-157以外では、O-26やO-111の順に多く、その3つで95%以上占めます。あとは、しらみつぶしです。大変な労力の割には菌が通常検出されないということになろうかと思います。
スクリーニング培地は、O-26とO-111に関してはありますが、それ以外はなく、さらに困ることは、血清型が未だ分類されていないEHECがあることです。
それらを網羅するには、PCRを使いvt遺伝子を調べるか、エンテロヘモリジン培地を使い大腸菌をスクリーニングするかです。
当院は、EHECは全て網羅出来るように、エンテロヘモリジン培地を使って、スクリーニングしていますので、方針が決まれば、その予定にしています。
ちなみに、エンテロヘモリジンはベロ毒素をそのまま検出するものではなく、エンテロヘモリジンを出す大腸菌は、ベロ毒素も出すという根拠の上にあります。本邦では2社あり、関東化学と極東製薬から販売されています。1枚200円と大変高価です。
今は、大腸菌以外の腸内細菌からのベロ毒素が出てくる始末です。今後どうなるんでしょうかね?

あと追加ですが、10月から3月のノロウイルスのチェックも必要になるようです。混沌として来ました。
下記のアドレスは、新旧表があり、結構分かりやすいと思います。ご参考に。
http://www.city.takasago.hyogo.jp/index.cfm/6,8190,c,html/8190/20080716-090813.pdf

投稿: 師範手前 | 2008年8月20日 (水) 19時00分

師範手前さま
お返事有難うございました。大腸菌に関してはエンテロヘモリジン培地を使おうかと考えていたので、それで落ち着きそうです。
後は、ノロウイルスのチェックです。コストも時間もかかりどうしたものやら・・・栄養管理室のトップも困っているようです。本当に必要なんでしょうかね?!

投稿: hiyoko | 2008年8月21日 (木) 20時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« インフルエンザ菌の肺炎 解説付き | トップページ | 細菌性腸炎の起炎菌 »