« 今日はこんなん(困難?)です | トップページ | じゃあ、これは? »

2008年4月 4日 (金)

考え過ぎました・・・

95歳の男性です。発熱を主訴として来院されました。既にバルンは留置していました。尿の混濁もあり、採尿して培養検査に出てきました。もちろん血液培養も一緒です。濁っているな?という感想で、尿のスメア見ました。『あれ!?』と思い、『もしや?』と考えならが真菌の培地を追加しました。一応塗抹のコメントに『・・・・・・』と。次の日培養で出てきましたが考えすぎていたようです。一応、『こっち』かな?とも思っていたのですが。でも白血球に食べられているような・・・。

『・・・・・・』やこっちは何と思いますか?

ところで、リンクに感染症関連の近隣の勉強会を見れるようにカレンダーを作りました。ご活用下さい。

Photo ×1000

|

« 今日はこんなん(困難?)です | トップページ | じゃあ、これは? »

グラム陽性菌」カテゴリの記事

コメント

コメントがありません。ではこの菌は何菌でしょうか?属レベルでも良いのでコメント下さい。アゾール使えますか?

投稿: 師範手前 | 2008年4月 7日 (月) 22時13分

>95歳の男性、発熱を主訴として来院されました。既にバルンは留置していました・・・
高齢の患者さんですね、発熱以外に尿路感染症状はなかったのしょうか?
バルン留置・・・酵母状真菌ですね、貪食というより偶然重なって
観えているように思えます。バルン留置による慢性的な刺激による軽い膿尿を伴なっているようにも思えます。
血液培養はどうだったのでしょうか、真菌陽性が考えられるのでしたら、結果出てからではとにかく遅いでしょう。
もう少し、患者情報が欲しいです。
さて、スメアですが、Candida albicansであればアゾール系でしょうね。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年4月 8日 (火) 12時25分

どなたも書き込みになられないので、口火を切ります。
 濃染するグラム陽性の、サイズが大きな不整型棍棒状のものが、白血球に貪食されているように見えます。Candida属でしょうか。
 尿からこのようなものが出るというのは、真菌性の膀胱炎か、真菌性の腎盂腎炎か、単なる定着菌か。貪食されているので気炎菌としたら、血液培養をとるくらいの高熱なので、腎盂腎炎を考えなければならなくなります。でも、真菌性の腎盂腎炎なんてあまり聞いたことがありません。血液培養が気にかかるところです。
 血液培養の結果が出るまでは、あわてて抗真菌薬を使わなくてもいいのではないか、腎盂腎炎としたら心臓に気をつけながら十分な補液と抗菌薬で対応し始めてもいいのではないでしょうか。
 尿混濁であれっと思って真菌培地を追加するなんて、すごいですね。僕だと、えらくにごっているな、尿路感染症に脱水症がからんでいるのかな、位にしか思わずにそのままになりそうです。

投稿: 三省 | 2008年4月 8日 (火) 12時28分

カンジダは判ると思いますが、カンジダのアルビカンスでしょうか?形を良く見てください。仮性菌糸が出ているのが特徴ですので。あと、免疫抑制状態の方に良く出てくる酵母様真菌で、最近問題となる菌ありますよね。鑑別できますか?また、これは貪食なのかどうかが大切ですね。カンジダの場合は急に症状変わらないことも多いので。血液培養陽性とそうでない尿路感染ではFLCZの投与量も異なりますし。
さあ、続いて考えてください

投稿: 師範手前 | 2008年4月 9日 (水) 18時25分

>免疫抑制状態の方に良く出てくる酵母様真菌で・・・最近問題となる菌ありますよね。

仮性菌糸が出ているのが特徴で、くびれかたからいえばC.tropicalisが近いのかな、 C.glabataは仮性菌糸を形成しないし、残りは C.paraposilosis, C.kruseiになるけど、くびれかたからいえばやはり C.tropicalisのように思えます。
また尿路カンジダ症などを侵入門戸とする血培養性なら、FLCZ400㎎/day 2week。それともCandida albicans以外であれば最初からAMPH-Bになるのでしょうか。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年4月10日 (木) 20時01分

倉敷太郎さま

非常にクレバーな推測ですね。
>仮性菌糸が出ているのが特徴で、くびれかたからいえばC.tropicalis・・・・くびれ方が似ている酵母様真菌でカンジダ意外で似ているのは何になりますか?それと、このトロピカリスの鑑別です。

投稿: 師範手前 | 2008年4月10日 (木) 21時27分

はじめて投稿します(今まではずっとROMでした…。)
お手やわらかにお願いしますね。

尿ですし、Trichosporonでしょうか?
(あまり典型な形ではない気もしますが…。)

Trichosporonが正確であれば、
抗菌薬はアゾールがよいかと思います…。
でも、最近はFLCZ耐性株がじわっと増えて
きていますので要注意ですが…。

投稿: えむっとくん | 2008年4月11日 (金) 12時48分

えむっとくん さま
コメントありがとうございます。お手柔らかにと言っても、やはりそんなに過激発言多いですか?すいません。気をつけます。

一つ聞いて良いですか?ROMって何ですか?すいません。

そうですね、Tricosporonに菌体似ていませんか?tropicalisだったのですが、考えすぎて『トリコスポロン?』を返してしまいました。培養で発育してきて、あれれ。tropicalis。幸いFLCZ耐性で無かったので良かったですが。

やはりこういう時は抗真菌薬の感受性試験は大切ですね。中々普及はしておらず、近隣の施設聞きましたが僅かに6施設です。意識ないのでしょうか?カンジダの重症感染に関しては予後が悪いのでしっかりと診断検査したいですね。

投稿: 師範手前 | 2008年4月11日 (金) 20時35分

師範手前さま

>非常にクレバーな推測ですね・・・
C.tropicalisでしたか、クレバーすぎましたが当たってよかったです、久しぶりほっとしました。正直真菌は私も苦手です、皆さんも同じなのではないでしょうか。

さて抗真菌薬の感受性試験ですが、やはり中々普及はしていないのでしょうね。当院では昨年から感受性試験をするようになりました。 免疫低下(血液)の患者さんとか眼科領域からの依頼もあり、そんなに数はないのですが、いつでも実施できるようにしています。
方法はASTYを使っていますが、使用期限内では使い切っていません、まあお守りみたいなものですが、師範さまと同じでカンジダの重症感染に関しては予後が悪いのでしっかりと診断(同定)感受性検査(MIC)したいです。
実際使用してみてASTY結構信頼性高いように思っています。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年4月12日 (土) 11時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今日はこんなん(困難?)です | トップページ | じゃあ、これは? »