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2008年4月10日 (木)

じゃあ、これは?

前問は少し難しいのでしょうか?

回答が以前のように活発に入りません(倉敷太郎さん、三省さんありがとうございます。)。

カンジダなどはあまり見かけないからでしょうか?出ても起炎菌にならない(痰などは)確率が高いので、気にして見ないのでしょうか?疑問です。

カンジダが出てきた場合の予後や合併症は非常に大きな問題ですよね。直ぐに解らなくても良いかな?と思いきや、意外にスメアで鑑別できるものですよ。

じゃあ、これは?これもまた、腎盂腎炎の患者のスメアです。今回はしっかり貪食ありです。

さあ、何菌でしょうか?前問と形なども比較して下さいね。すこーし違いますよね。

話は変わりますが、新潟県でお話する機会頂きました。6/28(土)新潟大学の予定です、新潟県の方宜しくお願いします。新潟は初めてになります。

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グラム陽性菌」カテゴリの記事

コメント

師範手前さま
>非常にクレバーな推測ですね・・・・
師範手前さま、ちょっとクレバーでした、恐縮(笑)。

さて、仮性菌糸をしっかり伸ばして活発に発育、これはたぶんCandida albicansと思います。当院は産婦人科からの検体が多く毎日お目にかかります、そうですね、仮性菌糸の活発な発育、勉強になります。

病態生理から危険リスクは3つ、高齢、カテ留置、広域抗菌薬使用などでしょうか。また免疫不全であったり、好中球減少など真菌感染症はしっかり押さえておきたいものです。

貪食はっきり判ります、予後や合併症は非常に大きな問題と思います。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年4月10日 (木) 22時10分

倉敷太郎さま ありがとうございます。
仮性菌糸を伸ばしているので、アルビカンスかトロピカリスですよね?これは『考えすぎました・・・』のスライドに比べやや丸い菌体になりますので、アルビカンスですよね。勿論、FLCZ耐性株は少ないので、FLCZでスタートでしょう。

皆さん違い判りますか?

投稿: 師範手前 | 2008年4月11日 (金) 20時38分

こんにちは.

グラム染色におけるC.albicansとnon-albicansの違いは私にはよく分かりません.くびれ部分がグラマラスなのがtropicalisなのでしょうか?さて,前からすこし疑問に思っていたことを,ちょうどいい機会だったので調べてみました.カンジダの尿路感染の話です.

マンデルをみると,カンジダが尿から検出された場合,ほとんどがコロナイゼーションで,症状を伴う患者は2~4%,実はカンジダ敗血症でした,という患者が1%と書かれています.その上で,「カンジダが尿から検出された場合,ほとんど治療の対象となることはない.ただし例外として,腎移植患者,好中球減少患者,泌尿器的な外科処置を行う患者は治療を考慮」と記載されていました.

また,カンジダによる腎盂腎炎,腎(周囲)膿瘍,膀胱内の菌球形成といった病態があるようです.「膀胱炎」があるかどうかは記載がありませんでした.

尿からブドウ球菌が検出された場合は,通常は膀胱炎は考えず,「コロナイゼーション,敗血症,腎(周囲)膿瘍のどれかを考えましょう」ということですが,カンジダも似たような感じなのでしょうか.

ちなみに尿からカンジダが検出されるリスクファクターとしては「抗菌薬の使用の有無」と「尿路カテーテル挿入の有無」の2点が記載されており,特に「カンジダ尿は尿路カテーテルの入れ替えで治ることも多い」とありました.

いま,肝移植患者さんを見ているのですが,咽頭にカンジダが定着しており,外科の主治医は大変心配しておられます.外科ICU領域では最近 "pre-emptive therapy"とかいって,ある程度のリスクファクターを満たす患者は,複数部位にカンジダがコロナイゼーションした場合は,早めにやっつけましょう,という話が出てきていますが,実際どうなのでしょうか.

投稿: ID conerence管理人 | 2008年4月12日 (土) 10時07分

ID conerence管理人
非常に面白い内容のコメントありがとうございます。

恥ずかしい話、良く聞かれます。『カンジダが尿から出ているが起炎菌なの?』。正直『自分で考えてくれ』とも思いますが、そこは大人ですので、『貪食が無いことを考えると起炎菌になる確率は低いという報告があります』と答えるようにしています。本当に一問一答形式で検査室にも置いておくのも良いでしょうね。お客様センターみたいです。

以前、面白い症例ありました。市中感染でカンジダが尿路で貪食を認め、腎盂腎炎などを疑い、翌日血液培養からカンジダが出た症例です。尿で見た時に菌名を報告して、起炎菌と判断して抗真菌薬を直ぐに投与したことがあります。ここ10年くらいで1-2人くらいでしょう。発生率は少ないと思いますが、グラム染色の応用が聞いた症例でもありました。でも、思うには、GNRの治療も平衡してする必要があるのでしょうね。
こんな症例は報告する価値あるんでしょうか?疑問に残った症例です。

投稿: 師範手前 | 2008年4月14日 (月) 19時03分

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