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2008年2月18日 (月)

CAPD peritnitis

たまにあるのが、CAPD腹膜炎です。腹膜透析の患者さんが、自宅で使用している間に何か異常を来たして、そのまま外来に来られることもあるかと思います。意外に見かけるのが、バッグが破けて応急処置で使用している場合です。

長期に自己で応急処置をしてた後に、Enterobacter cloacaeとStenoprophomonas maltophiliaの混合感染になりました。感受性検査結果も見ながらCAPD内はTOBで洗浄し、全身投与はPIPCにしました。軽快し、また悪くなりの繰り返しの間にE. cloacaeは消え、残ったのはS. maltophilia。3回目の再燃ではPIPCは感受性でしたが、TOBは見事耐性になってしまいました。で、4回目ですが、外来でTOB洗浄とPIPCの全身投与でフォローしていたのですが、良くならず、仕方なくCAPD入れ替えのため入院することになりました。で、菌検査の前に抗菌薬の選択を考えたいような状況が来ました。そこは、黄金律でしょうか?CAZの洗浄に加え、PIPCの全身投与も平行してもらいました。スメアをみてもこんな風に菌は見えません。でも、スメアは情報をくれます。どう判断しますか?

追伸:少しショックな事故が・・・・。本日愛用のPCが壊れました。環境感染学会直前というのに。発表のスライドを作り直しです。大丈夫とは思いますが、この沈んだ気持ちが立ち直れば良いのですが。バックアップとろうかな?と思っていた矢先の事故です。皆さん、ファイル管理は大切にしましょうね。

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グラム陰性菌」カテゴリの記事

コメント

>スメアをみてもこんな風に菌は見えません。でも、スメアは情報をくれます。どう判断しますか?

多核好中球が多数認められます、phも診断の決め手にもなるでしょう。陰性桿菌がやはり問題なのでしょうね。

話は別ですが、リンパ球優位であれば、結核や真菌など、また好酸球の場合は真菌、ウイルスまたはChemical的な炎症反応を疑う事になりますかね。しかし白血球の増加は非感染性原因の場合もあるので注意が必要と思います。
やはり透析液から菌が見つからない事も多いかと思います。
培養は血液培養ボトル(好気性培養のみでいいかも)での培養もしておきたいですね。CAPDによる腹膜炎は局所的なものが多いといいますが、やはり全身投与も必要な時もあるのでしょう
しかし、S.maltophiliaは厄介ですね。

ショックから立ち直られたでしょうか、がんばって下さい。

投稿: 倉敷太郎 | 2008年2月20日 (水) 11時08分

倉敷太郎さま

ショックから立ち直っていませんが、くよくよしてられませんので再度作成しています。

このような像ですので、何か感染があると判断出来ます。菌陰性ですが、スメア+培養に加え、増菌培養必要でしょう。良ければカルチャーボトルに接種必要です。

投稿: 師範手前 | 2008年2月20日 (水) 21時26分

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