大成功!! 顕微鏡(め)でみる感染症
土日は第19回日本臨床微生物学会総会に参加してきました。顕微鏡(め)でみる感染症の企画担当で準備段階からドキドキものでしたが、いざレクチャー・症例解説になるとわんさかと人が来てくれました。来場して下さった参加者の方々ありがとうございました。こんなにオタク家業の方が居られるなんて、私は普通なんだとひと安心しました(おい、そこかい・・・)。
顕微鏡は細菌検査をしていて最初に解る感染症情報だけに、日ごろ智徳している情報を整理して、一つ一つ掴んでいくと非常に良い情報が迅速・安価に得られることが皆さん理解できたと思います。これをきっかけにオタクならではの医療経済的な効果を与えてあげようではないですか。みなさん更なる精進を頑張りましょう。
最後に言いましたが、
臨床から頂いた情報をグラム染色を使い読み取る⇔スライドから読み取れる情報を臨床医に伝える
ではないかと思います。良いネゴシエーションしましょう。
参加者の中で、私を『オタク・マニア』と絶賛!?される方もいらっしゃいましたが、私はID-CONFERENCE管理人さまの『グラム染色は大事だけど、表記するスペースが報告書全体の3%しかないのは、どうなんでしょう?』という感性に衝撃を受けました。まさにその通りです。http://idconference.cocolog-nifty.com/idconference/2008/01/post_e5b3.html
写真は当日参加者に配布したテキストの表紙です。非常にキレイなものに仕上がりました。関係者には本当に感謝です。謝謝。
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コメント
学会参加してきました。
会場が少し狭かったですねぇ?
解説・質疑応答では立ち見の参加者まで出て凄かったですね。
また、機会があれば参加しようと思ってます。
投稿: 参加者 | 2008年1月28日 (月) 20時02分
参加者さま
会場狭かったですよね。どうもすいません。私の出口調査が不手際で皆様には大変ご不便をおかけしたと思っています。考えとして
①学会の裏番組になるので皆さんはメイン会場で過ごされる気がした。
②お弁当の時間と重なっていること
③ポスター発表と重なってること
などでした。やはり、グラム染色に関してどのように感じて、どのように活用するのかまとめて考えていない検査者が多いようで、参考になったかと思います。エビデンスとの結びつけ、エビデンスの作り方などがそうあるようにです。私もまだまだ発展途上なのでこれからの教材にしたいと思います。関西では実はGSSGたるグラム染色の研究会まで立ち上がりました。医師、検査技師、看護師、薬剤師のみんなでグラム染色をキーにして症例についてカンファレンスやグループディスカッションします。http://gram-stain-id.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_395d.html
グラム染色も徐々に需要が表面化してきているこのごろです。みなさんマニアです。
投稿: 師範手前 | 2008年1月28日 (月) 21時44分
まさに大盛況!でしたね。
私の”3%”の話も引用していただいてありがとうございます。
"Take an active role, make a difference"です。
あそこにおられた技師さん方の熱意、能力、どれをとっても素晴らしいと思います。
あのような企画は、臨床医にも必ずインパクトがあると思います。
是非、関西のGSSGにも参加したいと思います。
そして、従来のグラム染色をさらに発展させることができればいいですね。グラム染色自体は何十年も変わっていないわけですから。
それからあのテキスト。あれは非売品であれで終わりにしてしまうのはもったいない!あんな本は後にも先にもないと思うんですが...
どっかとかけあって引き続き売ってもらうわけにはいかないかなぁ。
それでは、これからもよろしくお願い申し上げます.
投稿: ID conference管理人 | 2008年1月29日 (火) 22時54分
継続は力なり
師範手前さま,ID conference管理人さまお疲れ様でした。
そして,たくさんの情報をありがとうございました。
みなさん,若い(?)ですね。拝見してびっくりしました。
今後電子カルテが普及すると,画像をカルテに張り付けるなんてことも現実化してきそうです。そうなったときは,顕微鏡からの撮影技術も必要になってくるかもしれません。
これならグラム染色報告スペースが3%どころではなくなるし,さらに分かりやすくなるでしょう。
そのためにも,グラム染色標本が何を訴えているのか,もっと勉強しなけけばいけないと感じました。
東京はいかがでしたか?楽しめましたか・・・?
関東でもGSSG開催をお願いいたします。
テキスト期待通りでした。さすがです。
関係の技師さんにも感謝いたします。
また会える日を楽しみにしています。
お互いに頑張りましょう!^^)
投稿: 先生 | 2008年1月29日 (火) 23時40分
先生さま コメントありがとうございます。学会や何かでしかお会いしませんね。ID conference管理人さまは本当に若くて情報が整理されている今後が非常に有望な先生だと思っています。話も面白いので。私も実はたまに非常に年配の方と思われる(書いてある内容など)ようです。少し心外です(笑)。当院も電子カルテ化に徐々に進んでいますが、細菌の結果に関しては可能な限り重症例を中心い道場のようなコメントを残したいと思っています。でも、部内の一部は『そんなのいらない』と思われているダメ人間もいるようです。未来が無い人は困ります。
東京はお土産三昧になりました。チョコにジェラートにバウムクーヘン、大変美味でした。GSSGの東京開催も面白そうですが、なんせ手弁当の会なので、道場の会をオフ会でしたいと思っています。その時はご協力お願いします。
投稿: 師範手前 | 2008年1月30日 (水) 20時10分
ID conference管理人さま
ご協力ありがとうございました。実はベーシックレクチャーは全て関西人だったと反省していますが、皆さん個性豊かで非常に面白い会だったと思っています。私は関西であれば標準語、それ以外であれば関西便と使い分けをしています。何?インパクトの問題でしょうか?。関西便アレルギーや巨人ファンには少し苦痛に時間でしょうが。
でも良く思います。グラム染色の見方を変える絶好の機会だと思っています。世界広しと言えども、このような見方をしているのはあまり例がないと思いますので。
あと、冊子ですが申し訳ありません。1500部準備致しましたが、参加者に全て行き渡りまして配布するものがもうありません。また、利潤を追求したものではないのでお売りすることお出来ません。帰ってから『余ってません?』と聞きますが、申し訳ありませんと言っています。本当にブログを書籍化すれば面白いかもしれませんが、利潤を追求しないような安価での作成をしたいと思います。私も貧乏暇無なんで、皆さんに無料配布出来ませんで。原価のみで作れればと思います。
投稿: 師範手前 | 2008年1月30日 (水) 20時17分