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2007年11月21日 (水)

硬膜外膿瘍

今日は硬膜外膿瘍の患者です。76歳男性です。糖尿病、脳梗塞の履歴あり。

本日は頭を机の角でぶつけて縫合しました。1週間後に硬膜外に膿瘍形成してきて排膿になりました。スメアを見たところ以下のようなスメアが見えました。脳外科から提出された膿瘍なので、また脳膿瘍と思い報告しましたが、『硬膜外の膿瘍だよ』ということでした。頭部外傷に合併した脳膿瘍?って多いのでしょうか?

スメアからは、主治医には『入院歴の長くないので、緑膿菌の可能性も低く、スメアからは腸内細菌疑いますよ』と返事しました。

ここで、考えないといけないのが『硬膜内』なのか『硬膜外』なのかです。脳膿瘍の場合は基本治療薬は3世代セフェムになろうかと思いますが、硬膜外の場合はどうなんでしょうか?抗菌薬の移行のことを考えると大腸菌であってもCEZは使わない治療選択になるのでしょうか?

硬膜外なので、排膿がきっちりできていることが前提ではCEZ1g×3-4回/日で良いのでしょう。単なる外傷性の膿瘍になるので脳膿瘍のカテゴリーには入らないのでしょうか?疑問は増えるばかりになります。

結局、スメアで見たように培養結果は大腸菌で、CEZでフォローして、経口薬はLVFXで完了しました。LVFXではなく、AMPC/CVAでも良かったかと少し反省しております。

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