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2007年9月 3日 (月)

グラム染色の研究会が終わりました

『グラム染色から学ぶ感染症診断・治療研究会』が終わりました。欠席者が4人と夏休み最後の日曜日を潰してしまうような日程にも関わらず、熱心な方ばかりで非常に有意義な研究会でした。年に何回も・・・とも言われた方もいらっしゃたくらいです。

裏ネタですが、準備も大変で、準備期間は5ヶ月もありました。一部準備不十分なところもあり参加者には少し苦労を掛けましたが、生本番なのでトラブルがあった方がスリルもあり良かったのではないかと思いました。次回は色々な感染症事例について、グラム染色の有用性を確かめる会になろうかと思います。色々な材料をしますのでこうご期待で。でも飛ばしてするとネタ切れになりそうで心配です。

でも、今後の展開は研究会もそうですが、ここに来るような方はモチベーションも高く色々柔軟にして頂きますが、どうやって自施設でのアウトカムを期待するかになろうかと思います。

実習の写真掲載しておきます。顕微鏡を見ての実習風景と症例カンファの風景です。会場はビジュアル機能がよくて、症例カンファの風景はテレビモニターを使用しての実写解説です。臨場感あり面白いですよ。携帯で撮影したので少しきちゃないですがすいません。

1 顕微鏡の実習

2_2 症例カンファ

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コメント

グラム染色研究会参加者の検査技師です。非常に楽しく、勉強になる会でした。準備期間が5ヶ月とは・・お疲れ様でした!医師や看護師、薬剤師とのやりとりがとても楽しくて、そして為になる勉強会でした。何より指導してくださった医師の方々のグラム染色を見る力に驚きました。毎日多数の検体・標本を見ている技師としてはドクターには負けていられない!と励みになりました。気になる標本は主治医に問い合わせて論議してみようと思います。次回も頑張ってください。よろしくお願いします。

投稿: えくらちゃん | 2007年9月 3日 (月) 22時46分

えくらさん。コメントありがとうございます。
そうなんです。多職種でグラム染色を題材に感染症診療を進めるのが今回のテーマにもなっています。検査は材料の採取から結果の報告までベストに行うのが最も良い感染症のアウトカムを産む可能性があがるので。
医師のグラム染色のスキルも非常に上がってきています。うかうかしてられません。もっと検査技師もスキル磨きかけましょう。

今後ともよろしくお願いします。

投稿: 師範手前 | 2007年9月 4日 (火) 18時17分

なかなか、他の職種の人の考え方を聞く機会がないので、今回は大変よい勉強になりました。同じグループの検査技師さんに背景についても、色々教わることができました。また、解説のつくモニター画面には釘付けになりました。こんな方法の研究会があるのですね。行き届いた研究会の準備にはとても感激しました。
研究会の時、アンケートに書き忘れたことがあります。検査技師出身でない私など自分で作る標本は本来の手順をマスターせずに、日常業務でやりやすい方法で作っているため、見るに値するものができているのか、不安になるときがあります。テキストには書いてないようなコツもあると思いますので、もし、可能なら喀痰が標本になるまでの一連の操作の研修もあるといいな・・・と思いました。
次回も宜しくお願い致します。

投稿: 参加薬剤師 | 2007年9月 7日 (金) 23時47分

参加薬剤師さま。コメント有難うございます。グラム染色というより標本の作り方の記事も前々から要ると思っていたんで作ります。失敗例や固定方法の違いなんか載せたいなぁって思ってたので。グラ染オタクならではの記事に期待して下さい

投稿: 師範手前 | 2007年9月 9日 (日) 14時56分

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