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2007年9月14日 (金)

今日から仏語圏アフリカの技師さんに指導です

昨日から3日間はJICAプロジェクトの一環で仏語圏アフリカの技師さんに教育指導です。昨年も講義に伺いましたが、皆さん逞しい方ばかりでした。非常に熱意のある方ばかりですが、文化が違うので少し戸惑いもありましたが今年は大丈夫です。

ただ、感受性のマニュアルはCLSIではなくフランスのマニュアル・・・少し違います。

さて、本日は非常に珍しい?症例です。

85歳の男性ですが、数日前から右下肢に痛みを訴えていました。本日に視力障害も認め来院。右目の細菌性眼内炎で緊急入院です。右下肢は整形外科で蜂か織炎と診断されました。洗浄のため手術になりましたが、手術時に硝子体液を採取しました。その時のスメアです。いくつもの経験からこれを見て菌は大体予測できました(さすが師範手前と自画自賛です)。でも、良く出る菌など判り易かったら良いのですが、半身半疑です。使える簡易検査キットも使いましたが、菌も判明しました。

なんと、硝子体液を遠心した沈渣をA群溶連菌のイムノクロマトで検査したら『陰性』。続けてラテックスでLancefieldの分類しましたら『Group G』。そんな眼内炎ってどうなん?調べても出てきません。一応、感染性心内膜炎の除外診断は追加してもらいましたが・・・。

珍しくない?

Photo ×1000

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コメント

師範手前さまお疲れ様です。
>硝子体液からGroup G。
同定はStreptoccus dysgalactiaeだったのでしょうか、非常に珍しいように思います。
結膜炎患者からの症例は聞いた事ありますが、硝子体液から?  私は知りません。

話がそれますが、LancefieldのA群抗原をもったStreptoccus dysgalactiae(GroupG)が問題になっていますが、G群菌(中にはC群菌)がS.pyogenesに似た皮膚感染、敗血症、心内膜炎、関節炎、髄膜炎起こすそうですね。

今後、A群Streptoccus dysgalactiaeによる劇症型溶血性レンサ球菌感染症など、問題になってきそうで、菌種の鑑別は4類感染症届け出の意味からも、重要と思われます。

投稿: 倉敷太郎 | 2007年9月14日 (金) 15時11分

倉敷太郎さま

コメント遅くなりました。
さて、
>話がそれますが、LancefieldのA群抗原をもったStreptoccus dysgalactiae(GroupG)が問題になっていますが、G群菌(中にはC群菌)がS.pyogenesに似た皮膚感染、敗血症、心内膜炎、関節炎、髄膜炎起こすそうですね。

の件ですが当院でも経験しています。Lancefieldsに関しては糖鎖の変異も多く限界があるようです。ただいま執筆中です。もう少しお待ちください。http://gram-stain-id.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/lancefield_07ac.html

投稿: 師範手前 | 2007年9月20日 (木) 18時17分

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