ドラクエ(ポケモン)と感染症の治療方法の比較検討
少し思っていたことですが、しょうもないので聞き流して下さい。なので必ず右耳で聞いてください・・・。
抗菌薬はその病原微生物に対して効率が良いものを選択するとは思います。それを少し医療以外の例えで考えました。
ドラクエ(判らない人はポケモン)と感染症治療の比較を無理矢理してみました。
①ドラクエ
ドラクエ世代の方は判るでしょうが、勇者が冒険を始めて最初に覚える呪文ですが、『メラ』です。メラは火系の呪文で相手に火の玉を当てて攻撃する攻撃型呪文です。その他の攻撃型呪文には『ギラ:雷系呪文』、『ヒャド:氷系呪文』、『バギ:風系呪文』、『イオ:爆発系呪文』が主なものです。皆さんはまず敵を見て火系のモンスターであればヒャドかバギを使うと考えますよね。決してメラ、ギラは使わないと思います。でも、敵が何系?と思う場合はイオを使うことはないでしょうか?それとも使い易いギラの進化系呪文の『ベギラマ』でしょうか?ベギラマとイオのHPは殆ど変わりないのですが、衝撃度はベギラマの方が良いと思います。じゃあ、最初から皆、ベギラマで・・・と思いますが、相手が雷に強いモンスターであれば良くないですよね。じゃあ、イオの進化系の呪文『イオラ』であればどうでしょうか?とドンドンescalationしていきます。医療も同じ現象が起きていませんか?攻略本があれば敵の弱点は見出せますので、効果的な攻撃もスムーズに出来ます。攻略本は医療で言うと”Antibioglam”であり、各種ガイドラインになるのでしょうかね?ただし見かけが同じでも、少し違う攻撃や弱点をもつモンスター(キメラとメイジキメラみたいなもの)も居ますので、相手を良く見て確実に戦うのが効果的ではないでしょうか?
②ポケモン
ドラクエが判らない人用です。
ピカチュウは雷ポケモンです。なのでコイキングなどの水系ポケモンに相性が良く効果的な攻撃が可能です。でもサンドのような土系ポケモンには無効です。そこで重要なのが相手の特性です。良いポケモンマスターなら、こちらの攻撃の方針と相手の弱点を見極めて対戦しますよね。大人が子供相手にポケモンバトルをすると直ぐにやられますよね。攻略本を参考にすると良いのですが、字が読めない場合は・・・経験ですよね。これも少し医療に当てはまるような気がします。考えすぎでしょうか?
ポケモンの相性表見つけたので添付しておきます。抗菌スペクトルのようですね。
しょうもないつぶやきですが、同感の方コメント下さい。
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コメント
師範手前さま
抗菌薬使用をドラクエ呪文にたとえる話は新鮮でした(笑)。自分もドラクエ世代であります(あまり新しいドラクエは知りませんが・・ちなみにポケモンはほとんど分かりません)なんでもかんでもイオナズンを唱えていてはいけない!ということですよね。
投稿: 総合内科医志望 | 2007年8月11日 (土) 11時19分
イオナズンはすごい呪文ですが私は使ったことありません。苦しい紛れにパルプンテはありますが良く失敗します。基本的にはその攻撃を2倍にするバイキルトを多様しますが、攻撃呪文はイオやヒャドを中心にHPの消耗を極力抑えて攻撃できるようにしています。de-escalationでしょうか?
投稿: 師範手前 | 2007年8月13日 (月) 17時02分